clubhouse議事録#1 共感に関して(しげ)

私は真面目な話をするのが結構好きです。

普通に日常生活を過ごしていると、真面目な話をする機会は限られてしまいます。いつも真面目な議論を吹っ掛けると面倒に思われることも多いのかなと思い、自粛している部分があります。

そうした気軽にはできないことでたまった議題を消化する場として、私はこのnote以外に、clubhouseで友人と毎朝交互に議題を持ち寄って様々な話をしています。タイトルの最後の(しげ)は今日の議題を持ち寄った人を表しています。

clubhouseは話し終わった後にアーカイブが残らないことを特徴としているSNSですが、話したことが宙に消えていくことがもったいないと感じることがあったので、議事録としてここに書いてみたいと思います。

議事録と言いましたが、誰が何を言ったかをはっきりさせるのではなく、私の受け取った議論の大筋を記録していこうと思います。可能であれば、私の話相手の人にもnoteを書いてもらって、同じ話をしていたはずの2人がすれ違っていたことを気づく機会にもしていきたいと思っています。

今日は、共感することに関しての話でした。

人間、生きているとつらいことがあります。そういった時に自分の話を親身に聞いてくれる存在というのはありがたいものです。

私もつらいことがあった時には厳しい指摘などは一切なしで、まず共感してほしい時があります。そういった意味で、共感力というのは時に大切なスキルです。

ここで気を付けておきたいのは、共感≠肯定ということです。この二つのことは似て非なる言葉です。相手の気持ちに寄り添って共感した先にあるのが相手の考えに対する肯定ですが、共感した後に間違っていることを指摘することもあります。

大切なのは、何か問題を抱えた相手にまずは共感してからでなければ、肯定も指摘も受け入れてもらえないということです。

話を元に戻します。

共感は人によっては難しい行為です。人によって物事に対する捉え方や、何かを感じる場面は違うからです。辛い思いをしている相手に共感するには相手が今抱えている問題を自分も心の底から理解している必要があります。

今日の議論で、共感力を高めるために持っておきたいものが2つ挙げられました。それが、「経験量」「アナロジー力」です。

辛い思いをしている相手と全く同じ経験をしている人がその人に寄り添うことはそう難しくはないはずです。すべての辛い経験をしている人が共感力最強の天使になることは想像に難くないような気がします。

しかし、全ての辛い経験をしている人はあまりいないと思います。そこで、相手の大変な状況を自身の過去の辛かった経験に当てはめて考えることのできる力が必要となります。

自分がすんなりと通ってきた道に対して思い悩んでいる人に共感することは難しいようです。その一例を紹介してみたいと思います。

大学院の入試は大学入試と比較して、落ちる人が少ないです。そういった性質から、自分が落ちたらどうしようと考えてしまう人は少なくありません。私も、自分だけが落ちたらどうしようと考えていました。そんな中、先輩から、「大学院入試はなんだかんだ通るから大丈夫」と声をかけていただきました。そのことは本当にありがたかったのですが、私の不安はあまり取り除かれませんでした。

こういった時に、仮に私が大学院入試でさらりと合格をとってしまった先輩だとしたら本気で悩んでいる後輩に何ができるのでしょうか。私だったら自身の就職活動を思い出してみます。周囲の誰もが有名企業に当然のように内定していく中で、自分だけどこにも行けなかったらどうしようと考えたことを思い出すと、少しは後輩に寄り添うことができるかもしれません。

こう考えると、思い悩んでしまうことの少ない人ほどアナロジー力を持って人に接すると、共感力は高まるもしれませんね。

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