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🟢「人間の尊厳」のために🟢園長就任あいさつ 児童養護施設 鳥取こども学園 園長 藤野 謙一

今年度から児童養護施設 鳥取こども学園の園長に命ぜられました。皆様、どうぞよろしくお願いします。社会福祉法人鳥取こども学園は、制度のない時代の1906(明治39)年に鳥取孤児院・育児院から始まり、現在では様々な事業を行っています。

これらの事業の一つひとつは、徹頭徹尾、基本理念である『愛』(一人一人を大切にする)を貫いています。特に、最も大変な状況にある人こそが我々が寄り添わせていただく存在で、そこに鳥取こども学園の存在価値があります。この営みを続けていくとき、子ども・利用者・保護者に対して謙虚に、お互いが分かち合い、与え、真摯に向き合っていきます。

私たちは、「子どものためなら、火つけ・強盗・人殺し以外は何でもやる(あまり良い言葉ではなく、すみません・・)」といった精神で、「人間の尊厳」のために闘っていきます。「できません」というより、「できます」と言った方が簡単です。なぜならば、「できる」方法は無限大にあるからです。

真摯であればあるほど、忍耐や痛みが伴いますが、「わたしにできないことが、あなたにはできます。あなたにできないことが、わたしにはできます。力を合わせれば、きっとすばらしいことができるでしょう。(マザー・テレサ)」とあるように皆様と共に歩んで、一人ひとりが尊厳をもった存在として共に生きられる世の中を実現していきたいと思います。

当法人の幼保連携型認定こども園鳥取みどり園は、その初代園長である藤野とりが「私は子どもたちの土工になりたい」と鳥取孤児院・育児院時代から子どもたちと共に生活しながら「乳幼児期から子どもの健全な発達を育むための保育所を開設したい」という思いで創設されました。

今、資金はまだ足りませんが、鳥取みどり園と鳥取こども学園の子どもたちが元気いっぱいに遊んでいるグラウンドを芝生化することにしました。以前、鳥取こども学園で生活している小学生の一人が私に向かって「この学園のグラウンドは芝生にした方がいい。ケガも少なくなるし、芝生は気持ちいい」と言ってきて、思わずメモしたことが実現しようとしているので感無量です。あと一歩です。皆様のご支援をどうかよろしくお願いいたします。


いただきましたサポートは、学園の子どもたちのために大切に使用させていただきます。寄付ページからもお申し込みが可能です。みなさまからのあたたかなご支援を、心よりお待ち申し上げております。