自転車に乗るならヘルメット
自転車のヘルメット着用、来年4月から「努力義務」に 罰則はなし(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
僕の通った高校は
「高校の最寄り駅から徒歩20分」
「自宅から高校まで自転車で25分」
というわけのわからない場所に存在しており、自分で決めたんだったか親に言われたんだったか忘れたが、自転車通学していた。
交通量の激しい道を行かねばならず、今思えば、毎日毎日朝晩、あの道を自転車で走行していたかと思うと金一封を贈りたくなる。それで、体育もし、部活動もし、時には寄り道をしつつ帰っていたのだから10代の体力恐るべしである。
「疲れた」「自転車で行きたくない」とは思わなかったのだから、本当に偉いよ、自分。
どういうわけだか、地方の(と言うか田舎の)自転車通学をしている学生は、白いヘルメットを着用していることが多い。首都圏の生まれ育ちだった僕は「だっせー!あんな白いヘルメット被って自転車なんか乗りたくないね!!」などと悪態をついていたが、田舎道だろうと都内の道路だろうと、ヘルメットを着用していた方が安全である。
また、僕が高校入学をして自転車通学になると、父は僕の自転車に大きめのライトを付けようとした。あまりにもダサいのでやめてくれと言うと、普段温厚な父が珍しく「危ないからダメだ!つけるんだ!」と怒った。
今ならわかる。ライトの大切さが。背中に赤い光が点滅するようなベストを着たっていいくらいだ。
アメリカでは子供が自転車に乗る時はヘルメットを被るのは常識のようで、そんな風景をテレビ等でよく見かける。とは言え、ある日突然、そういう習慣が広まったのではなくて、長い時間をかけて根付いたのだろう。
日本もこれから何年もかけて少しずつ、自転車に乗るならヘルメットの常識が広まっていくことと思う。
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