偏差値30台の工業高校ってどんな感じ?


「youtube」などで語られている工業高校の実態、大半は偏見から生まれた嘘です。

不良が教室でカツアゲ、廊下が駐輪場、あれらの大半は昭和のヤンキー校の偏見から生まれた虚言であり、現代の工業高校は昭和のヤンキー校とは似て非なる場所なのです。

例え偏差値30台でも、高校生であることに変わりはなく、適さないと判断されれ退学です。

現在工業高校に通っている私が、工業高校を語ります。

目次

  1. 記事と製作者について

  2. 学習レベルについて(1年1学期中間)

  3. 治安・素行

  4. 余談


1.この記事と製作者について

この記事の製作者「キヨ」と申します、今回が初の投稿となりますが、よろしくお願い申し上げます。

私は現在高校1年生で、関東の公立高校(工業高校)に通っています。

学力はご察しの通りですが、今現在の工業高校に関する情報のどこからが本当でどこまでが嘘なのか。

現役工業高校生の視点で論じる事ができます。

私自身、工業高校を完全に理解し、完璧に語ることができるというわけではありません。

「ネットに存在する工業高校に関する情報は、在校生から見てどうなのか」

そのような考えのもと、この記事は制作されました。

2.学習レベルについて(1年1学期中間)

結論から言うと「中学生程度」です。

今回は「数学」「国語」「英語」の3教科を紹介します。

  • 数学1(展開、2次方程式)

  • 国語総合(祖母が笑うと言うこと、漢字検定5級)

  • 英語(be動詞、CEFR-J A1レベル)

数学
結論から言うと、中学よりも簡単です。問題はどれも計算のみで、選択問題や文章題は出題されずクラスの平均も80点弱と、とても簡単でした。今回は「展開」と「2次方程式」が範囲でしたが、期末テストは「因数分解」や「1次不等式」が範囲になるようです。

国語
中学1年生レベルです。基本的に国語総合は必修のため、工業高校でも教育課程に入っています。しかし、現代文Bや古文に関しては、教育課程から抜けているのが大半です。私の学校は現在「国語総合」の真っ最中で、テストはとても簡単です。簡単と言うのは「選択問題がありえない選択ばかり」や「読解力をほぼ必要としない」というわけではなく、「問いにひねりが無くなった」という感じです。漢字も、「5級」から出題されていて、高校1年生というよりかは中学1年生レベルの漢字問題でした。

英語
英語に関しては中学初期に習うような基礎中の基礎から習います。「工業高校は、高校1年生にもなってアルファベットとbe動詞の勉強をする」これは本当です。実際、同級生にも「q」「p」どっちが小文字の「Q」か区別のついていない人がちらほら……。入学当初にやった簡単な英単語テストの点数も、中学1年生レベルにも関わらず、一桁の点数を取っている人がいました。

余談ですが、私の通っている工業高校は、現在(1年生1学期中間)で勉強している英単語英文のレベルCEFR-J(英語能力習熟度指標)はA1レベル、要するに基礎中の基礎です。例を挙げると「a big cake 大きいケーキ」「win a game 試合に勝つ」この程度の英語がテストとして出題されます。

3.治安・素行

結論から言うと「普通科高校に比べると悪い」です。「教師に対しての暴言」や「バイト先での迷惑行為」と言った度が過ぎたものはないものの、「教室内の騒音」や「ゴミのポイ捨て」、「モラルのなさ」、これらに関しては、
あまり良いとは言えません。しかし、以外にもいじめなどは無く、教師がいじめを厳しく見張っているのか、勉強のストレスがほぼ無いからか、生徒同士の仲が良く、カースト関係無く話せるのでクラスは温かいです。

4.余談

ここまで、工業高校の「一年一学期中間」まで語りましたが、無論、まだ続きは作成する予定です。「一年一学期期末」、「一年二学期期末」、「二年二学期期末」、「工業高校で3年間過ごして……」など、まだまだこの記事は続く予定です。工業高校に興味をお持ちの方や工業高校に入学を希望される方、この記事を読んでくださった全ての方々の、工業高校の今を知る機会として役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうざいました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?