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20211125ワークショップ②浦岡

開催日時:2021年11月25日 13:30~15:30
場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン)
内容:
1.なんとなく粘土をいじる(音楽あり)。砂連尾さんは音楽に合わせて粘土をいじる。職員さんが参加者にどんどん粘土を渡していく。参加者が増える。でも、抜ける人もいる。最終的に6人くらい

2.参加者に感想をきく。

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浦岡雄介(生きがい支援、グレイスヴィルまいづる)

 目の前で白い紙粘土がこねられ、カタチができていく。こね直してはまた違う形になる。

 ものができあがるのを見るのが好きだ。作り手はきっと頭の中にいろんなイメージを巡らせている。私にはそのイメージは見えないが「きっと想像を巡らせているのだろうな」と想像するのだ。

 できあがったものが自分のイメージと違うことはあるだろうが、そのこと自体に価値があるだろうし、自分で世界を作り上げることができる力・変える力があることを知ることは美術教育の目標でもあると思う。

 このほど、相次いで僕とかかわりの深い入居者が亡くなった。僕は教員をやってきた経験があるが、生徒との別れは学校の卒業で未来に向かう第一歩を見送ることだった。しかし、ここでの別れはそうではないのだった。

 覚悟はしていたつもりだが、いざそのような経験をすると喪失感を引きずってしまう。何かあるたびにその人のイメージが浮かぶのだ。そのたびに喪失感を感じる。

 「今目の前にいる人から何を学ぶか」と西川先生がおっしゃっていたことが思い起こされる。その意味を考えるときが毎日、瞬間、瞬間に巡ってくる。カタチのイメージ、別れた人のイメージ。生まれるもの、無くなるもの。受け入れる、捨てる。在ること、不在であること。目の前の人に関わる、その人を思い出す。

 色々なものがくるくると回って、明滅している。


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