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20210929ワークショップ②浦岡

開催日時:2021年9月29日 13:30~15:30
場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン)
内容:
1.ストレッチ
2.砂連尾さんが映っているZoomのモニター画面に描いてみる。15分くらいして絵の確認。
3.参加者の描いた絵で砂連尾さんが踊る。みんなでまねる。音楽あり。
4.砂連尾さんと参加者でじゃんけんをはじめたり、タイミング合わせて手拍子してみたり。
5.ガムラン音楽をかけてみんなで砂連尾さんをまねて30分近くダンス
6.ストレッチ

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浦岡雄介(生きがい支援、グレイスヴィルまいづる)


 西川勝先生の「認知症の人だけでなく、さまざまな人が集まって集団で考えること」「人は他人の頭を使いだす」というお話がとても印象に残った。

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 ぼくはこの施設でさまざまな企画を楽しんでいる。朝は「朝活」といって体操やクイズ、歌、『今日は何の日』的なお話とそれにまつわる映像を見たりして学習をしている。また「上映会」「カラオケ」「俳句づくり」「朗読」「英語」などだ。

 最初に「生きがい支援員」という役目を任されたとき、「生きがいとはなにか」をよく考えた。僕の倍以上生きている人たちにとって何が生きがいとなるのだろうか。

 さまざまな「認知症の方のためのレク」を調べてみるがピンとこない。手探りでいろんなことを試しているうちに「自分にとっての生きがい」について考えるようになった。

 ぼくはいろんなものを見たり聞いたりすることが好きだ。新しい知識や考え方、また面白い人に出会うことも楽しい。音楽を聴くことも好きだし、物を作ることも好きだ。料理をしたり、旬のものを食べることも。

 そう考えると僕の生きがいは新しいものやなじみの物を体に取り入れることだ。つまり、それは「学習すること」かなと考えるようになった。

 グレイスでの企画では、さまざまな入居者が集まって「学習」することをやってみたいと思った。学習といっても学校のような勉強でなくて、みんなで問いに取り組むこと。その問いは「今日は何月何日でしょう」から始まるようなもので「あ、そっか」とか「へ~」を引き出せたらよいかなぐらいのものだ。

 うまく言えないが「だれかの納得」が「みんなの納得」に、「だれかの喜び」が「みんなの喜び」になる瞬間がときにある。そんなときにやりがいを感じている。それが「生きがい」につながるかわからないけども。

 西川先生の話を聞きながらそんなことを考えていた。

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