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20220825ワークショップ②浦岡

開催日時:2022年8月25日 13:30~15:30
場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン)
内容:
4人の参加者とそれぞれ1対1で砂連尾さんとワークショップ。
1.Aさんと1対1で20分程度
2.KTさんと1対1で20分程度
3.Kさんと1対1で20分程度
4.AKさんと1対1で20分程度

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浦岡雄介(生きがい支援、グレイスヴィルまいづる)

 改めて「このワークショップで学んだこと」を尋ねられる機会があったので、最近のzoomでのとつとつを思い返し、客観的にその様子を考えてみた。ユニットに入り込み、パソコン越しに参加者の方と砂連尾さんに向かう。特養のユニットが大忙しのなか、二人の様子をみながらぽろぽろとギターを弾いてみる。砂連尾さんのワンダーな雰囲気と相まって「異質な空間」が生まれていると思う。

 忙しいスタッフの雰囲気と、探り探り行われるまさに「とつとつ」とした雰囲気。この雰囲気の中で僕が学んできた事は…。

 考えた末に「待つこと」だと答えた。自分の入居者向けの企画の中に「朗読の会」があるが、なるべく自発的な活動になるように、自ら朗読する時間と感想をたずねる時間を設けている。そのなかで「言葉を待つ」「表現を待つ」ようになってきたと思う。参加者からなかなか表現が出てこないこともあるが、やっとでてきた言葉、表現は待ったかいのあるものだと思う。

 いや、待ったかいのあるものだと思えるようになったのだと思う。

 やっとでてきた「わからん」はとても価値がある。きっと参加者のなかでさまざまな逡巡が、僕が待っていた時間のなかにあったのだ。出てきた表現でなくその逡巡こそが大切なのだと思う。高齢になるほどその逡巡がゆっくりになるのか、それともその逡巡が表現として出てくる時間がゆっくりになるのかはわからないが、そのゆっくりとした時間はお互いのいい時になるはずだと思える。

 そんなことを考えながら取り組んだ今回のワークでした。少し、自分自身ゆっくりと取り組めたような気がします。

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