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悔しい思いはいつか取り返したい

5月27日の記念日【百人一首の日】
1235年の5月27日、藤原定家が『小倉百人一首』を完成させました。その事にちなんだ記念日です。この日付は、藤原定家の日記『明月記』の中で、分暦2年5月27日に、親油の求めに応じて書写した若百首の色紙が、京都の小倉山荘の障子に貼られたという記述があり、それが小倉百人一首が世に出た初めてのことだったのではないかと言う事を根拠にしているとのこと。

今でも愛され、競技かるたのカルタ札としても愛されている小倉百人一首ですが、学校勤めの私自身も、子ども達と百人一首かるたを毎年のように楽しんでいました。

映画「ちはやふる」を給食時間に子ども達と視聴し、子どもたちがやりたい気持ちになってくると、全員が対戦できるだけのカルタ札を用意して、それからは毎日練習対戦、週末の金曜日の午後は毎週トーナメント大会。といった冬から春の時期を過ごす。そんな時間が本当に楽しかった。

自分が足腰痛でリタイアしてしまった最後に受け持たせてもらった子どもたちには、それをさせてあげられなかったのが本当に心残りで、悔しい気持ちでした。中には、以前自分が受け持った子どもの妹さんがいて、「先生、お姉ちゃんの時にやっていた百人一首、わたしもやりたいです。」と、ワクワクした目で伝えてきてくれて。「今年もやろうね。」と約束をしていたのに、それをかなえられなかった。慚愧の念が残り続けています。

非正規雇用の身なので、そのまま病気で任用切れ。その勤務先とは縁がなくなってしまったのですが、復帰できて、体が元気に戻ってきて、担任をまた受け持たせてもらう事があれば。また、カルタを楽しむ時間を共有したい。そんな思いを、再確認しました。


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