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2023年11月25日

ナウシカの壁画の様な雲と太陽の模様は、

土曜日の朝と昼の境目の時間、冬らしい寒さの近所の住宅街の空を、

静かに彩ってくれている。

昨日突然に、病やら、生活やらの心配がどっと心を染めてしまって、

昨晩からうなされて眠っていたようで、

いつもならぼんやり気持ちよく「布団から出たく無いよう。」

と、そんな感じで目が覚めるのに、がばっと悪夢で見たかのように、

胸元に汗がぐっしょりにじんでいた。

大きくため息をつきながらも、

今日はとん万さんのモンブランを絶対に食べるぞと、

着替えて外に出たのは正解だった。

壁画のような太陽と雲は、一瞬だけ、今が現実だという事を忘れさせてくれて、

肌に当たる冷たい風と、空の壁画から降り注ぐ日差しの暖かさは、

とても心地よかった。

くよくよしていてもしょうがないし、まだ、これまで体験してきた大変なことに比べたらそうでもない。

まずは自分ができることを一つずつ。


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