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言葉が歴史をつなぎ文化を残す

2月21日の記念日【国際母語デー】
ユネスコによって1999年に制定された記念日。2000年から実施されていて、母語を尊重することで、それぞれの国や地域にある文化や言語の多様性への尊重を推進していこうという目的があります。この日になった由来は、1952年の2月21日に、バングラディシュの首都ダッカで、パキスタンの国語統一政策に対して、自分たちの母語であるベンガル語を、公用語として認めるように要求するデモが行われた事件にちなんでだそうです。このデモは、バングラディシュの独立運動の中の重要な事件の一つになっていて「言語運動記念日」となっていた日だったとのこと。

以前どこかの新聞広告か、テレビのコマーシャルかで、

「言葉は○○」

というキャッチフレーズがありました。とても印象的なコマーシャルで、その後子ども達と授業でもな何度か

「言葉は○○」あなたは○○にどんな言葉を入れますか?

という授業をしたことがあります。

生きていく中で、その問いに向き合っていても、その時の状況などで、自分自身が○○に入れる言葉が違ってくる。そういった意味でも奥深い問いなのですが、

言葉は魂の器だという思いがどこかずっとあって、

沸き起こる感情も、考える思考も、情緒の色も。

それを自分で言語化した時にそれはすべて認識されるものとなっていて、

それが人間を人間たらしめているような、そんなきがするので。

となると、母語は、さしずめ「自分が最初に手に取った器」と言う事になるのかなと。

その手に取った母語を持った人間の集まりが、日々を営みその積み重ねが歴史となり、その交流が文化を作る。

ぼくの母語は日本語ですが、それぞれの母語の中でそれぞれの文化が生まれている今の世界、お互いの良さをもっと知っていくために、まずはお互いの母語を尊重することは、大切な事だなと感じます。


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