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子供の頃に賞罰で育てられた人ほどゼロヒャク思考に陥りやすいわけ

勇気づけコーチのみさです。

お手伝いをしたらお菓子をもらえ、テストでいい点を取れば何かを買ってもらえる。

逆に、お手伝いをしなかったり、できばえが悪いと罰があり、テストで悪い点だと罰がある。

こういうのって、どう思いますか?

結果重視で、結果が良ければご褒美が、結果が悪ければ罰が与えられる。

この賞罰、アメとムチなやり方。私が子供の頃、かなりありました。母からも先生からもありました。未だに私の母は「子供はアメとムチでしっかり親が手綱を握ってやらせなきゃ」と言ってます。

そこで今日のテーマはこれ!
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賞罰は結果主義。「できたか」「できなかったか」の二択。こればかりだとキツイ。
過程に注目したら、いろんな捉え方ができる。
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賞罰って、結果重視です。しかも、上の人(親)が下の人(子)に褒美をあげます。

結果重視って

「結果が良ければ、褒められます」「結果が悪ければ失望が表明されます」

です。

どれだけ頑張ったとか、試行錯誤とか、想いや作戦、大切にしたものは、関係ありません。

だから、あまり頑張らなかったけど、なんだか出来ちゃった!
だって、称賛されるし、

とても頑張ったけどうまくいかなかった。
は、残念ながら負け犬になっちゃいます。

上からの評価ですから。

ただ、この結果主義は、どんな結果も「良い」か「悪い」かの二択に分類されます。

例えばですけど、テストの点だったら

100点から90点は褒められるけど、
89点から0点は怒られる。

みたいになっちゃう。グレーゾーンがありません。

受験だって

○○学校合格は評価されるけど、
▼▼学校合格は評価されない

みたいになっちゃいます。

だから、
「良い」か「悪い」か。
「正しい」か「間違ってる」か
「評価に値する」か「評価されない」か
白か黒か、
で、ゼロヒャク思考になりやすいです。(完璧主義とも言う)

ゼロヒャク思考って「50%できた」とか「この部分はできた」とか「グレーゾーン」がありません。

私は長くゼロヒャク思考バリバリで生きてきたのですが、しんどかったです。いつも2択で
「良い人」か「悪い人」か
今日一日が「いい日だった」か「悪い日だった」か
これは「OK」か「Not OK」か

なんでも二択でしたから。
そして、だいたいが悪い方に分類してました。良い結果でなければ、悪いに分類して、自分で責めてました。自分に罰を与えてたわけです。

同じ視線を周りに向けてました。よくない結果はダメだ、って。子供にもそう接してました。だから、もっと頑張れ、って。

本当いうと、うすうすは上手くいかないのを感じていて、ゼロヒャク思考をやめたかったんだけど、じゃあどうしたら良いのか、他の方法を知りませんでした。

だから、アドラー心理学を学んで、なるほどなーと腑に落ちたのが、「勇気づけ」の考えなのです。

「賞罰」ではなく「勇気づけ」をオススメしたい。

まず、結果主義ではなく、過程に注目。そうすれば、頑張ったこと、そうでもなかったこと、やってみて思ったこと、大事にしたこと、できたこと、いろんなことを見ることができます。そもそもやってみたことが素晴らしい。

「ここが良かったと思うよ」「ここにあなたらしさが出ていたね」

そんな言葉で勇気づけをしていったら、きっと受け取る方もいろんな見方があっていいよね、と思えるし、なにかしら良いところもあるよね、に分類されます。

そうやって考えてみたら、私から見える世界がすこし変わる。少し変わると、周りの人への接し方が変わります。子供との関係も変わっていきます。

我が家は、私が自分へのダメだしをやめられました。良いだしを少しずつできるようになりました。同じように家族へのダメだしをやめられて、良いだしをできるようになりました。

どんなことにも「この部分はよかったんだと思うよ」って。

そうしたら、子供と話し合いができるようになりました。(それまでは、話し合いすらできないこともあった)穏やかにどう思ってるかを話し合えました。

そして、子供はどうしたいかを自分で決めるようになっていきました。

だからこそ、横並びの関係をおススメしたいです。

そんな横並びの関係をどうやって作っていくのか、マインドとスキルの両方が学べる「エルム【勇気づけ】講座」を開催します。アドラー心理学ベースの講座です。ワーク中心で参加型の講座です。
一緒に学んでみませんか。

お読みいただきありがとうございます。



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