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トップガンマーヴェリックの謎を解け‼ side B

黒幕は誰だ⁉


昨年11月以降も、ついつい映画館での『トップガンマーヴェリック』観賞
を繰り返しております。シン・トトム・クルーズです。

トップガンマーヴェリックの謎を解け‼』のシリーズも
#14(最終回)の次に、#∞(おまけ)として終結宣言をしていたのですが
またまたnoteにしてしまいました。

こんなとき些細な事ですが、悩むのはタイトルです。
(無限大)より大きい数学的概念はなく、
小学生が大好きな”無量大数”であっても敵いません。

いやー、前回”#∞”なんてするんじゃなかった。

無限大に関する数学的概念といえば、以前イタリアのジェノバ
間違えて入場してしまった古城での数学展でこんな展示がありました。

無限大より大きいもの

展示として、壁にいくつかのドアが並んでおり、両側が鏡になっているので
まるでドアが無限に遠くまで続いているように見えます。

この宿、一部屋の幅せまっ!

英語の説明なのできちんと理解は出来ていないのですが、
おそらくこんな事が書かれていたようです。

”無限に多くの部屋がある宿屋があり、今は満室。
そこに旅人が一人たずねてきて、今晩泊めて欲しいという。
宿屋の主人は『見ての通り、満室です』と答えるのだが、
旅人の言う事には…

『すみませんが、この2号室の方に3号室へ移っていただけるよう
お願いできませんか?』
『では3号室の人が宿を出ていかなければなりませんが』
『いえ3号室の方は4号室へ、4号室の方は5号室へ、
部屋の数は無限にあるのですから、これを繰り返せば全員が
部屋に入れるはずです。そして私は空いた2号室に泊まらせてください。』”

これで”無限大”より大きい”無限大+1”が出来たというこの話は
おそらく無限大に対する数学的な解釈を説明する比喩なのでしょうが、
とりあえずホテルのあるミラノへの帰還ミッションを優先する私達には
これ以上”無限大さん”にお付き合いする余裕はありませんでした。

(このあと”フェルマーさん”とは少しお付き合いしたのだけれど)

数学展なのに数学的なことを全く無視するならば、

先の見えない苦難の道でも、遠くにある目標ばかりを見ず、
今立っている所の足元をしっかり見て一歩一歩進むことが大切。”

などと、”ちょっと良い話的”な解釈ができるのですが、
もともと”タイトルの番号をどうするのか?”
という”今直面している問題”には、(これだけ文字数を費やしておいて)
全く役に立ちませんでした

まぁジェノバの思い出ということで。

そうだジェノバといえば、世界に誇る名門サッカークラブ 
ジェノアCFC
残念ながら2022年からセリエBに降格してしまったらしいので
これにちなんでタイトルは”side B”としておこう。

”思いつき”は最大の原動力!


タイトルも決まった所でやっと安心して、トップガンマーヴェリックの内容について書くことが出来ます。

11月22日以降、兵庫県では
イオンシネマ加古川しかトップガンマーヴェリックを上映している映画館はない。
ということは以前お伝えした通りでして、それ以降加古川
トトム・クルーズの聖地となっております。

12月25日19回目鑑賞は、”もう謎はすべて解けた”とばかりに
リラックスして鑑賞
たった1か月しか経っていないのに、『何もかも皆懐かしい!

沖田さん起きた?


12月28日  聖地加古川もこれが一応上映最終日ということで、
最後に映画館への感謝を込めて観るつもりで20回目鑑賞

途中までしみじみしながら見ていました。

アイスマンが逝った後、マーべリックが教官をおろされ
Bar Hard Deckへ行くと、

ペニーが『聞いたわ!

結構な軍事機密のハズであることをさらっと言っちゃう。

これまでの19回はこのセリフ流して来たのですが、
今回は何故か、
(えっ?誰に聞いたの?
 
司令官サイクロンからトップガンメンバーへの発表次の日のはず)
疑問が首をもたげる

誰かがリークしたな
きっと劇中に手掛かりがあるはず、突き止めてやろう

イオンシネマ加古川江戸川コナン現わる。
略して加古川コナン
真実はいつもひと~つ。

と言っても最初から容疑者は二人に絞られている、
ホンドーか、ウォーロックくらいだろう。

注)
ホンドー海軍准尉はマーベリックより階級が下だけど友達的な位置付けで、無軌道なマーベリックの面倒をよくみてくれている。
ウォーロック少将はサイクロン中将に続くトップガンのNo.2でマーベリックも以前から彼を知っている様子。職場でのマーベリックの理解者か?

すぐ次に出てくる、マーべリックのF-18無断搭乗での2分15秒タイムアタックのシーン。

ウォーロックはマーべリックが訓練飛行エリアに侵入した時
無表情を装いながらも少し期待の表情が見て取れる。
そしてタイムアタック中には本当にできるのかと値踏みする感じあり。
ホンドーは目を皆からそらして、多少不審な動き

うーん、二人とも怪しいといえば怪しい

マーべリックが2分14秒44で爆撃成功!

あっれれー、おっかしいなー。
ウォーロックおじさんガッツポーズしてるよー。
軍の方針はこのえらいおじちゃんサイクロン)のが決めた作戦じゃないのー?

その後なんと、サイクロンのオフィスで
マーべリックと並んで立たされるウォーロック!

いや怒られるのは、戦闘機を無断使用したマーべリックだけでしょ?

最初のドックファイト訓練で、マーベリックがルースターと下限高度違反
した時はというと、
ウォーロックは、マーベリックとは離れたところ
座っていたんだけど。

これは共犯者の意識から思わずマーベリックの横にならんじゃったのか。
あるいは既にサイクロンには、ばれていたのか?


ペニーおねえちゃんに、
イケメンおじちゃん教官をおろされた事を話して、
何とかするように仕向けたのは、ウォーロックおじちゃんだよね?

それは君の推測でしかないだろう。坊や
証拠があるなら見せてくれよ。

空母から出撃するときマーべリックに、
これは君の天職だ、軍は期待する。』
わざわざ言いにエレベーターのところまで来たのは失敗だったよね。

教官に復活してもらえればそれでいいと思っていたけど、
まさかマーべリック自身が危険な任務に出撃することになるなんて、
信頼して期待する気持ちだけでなく、罪悪感とがあったんでしょ。
ねっ、小五郎おじちゃん。

こんなことを半分妄想しながら見てしまうと、
マーベリックがならず者国家のF-14にルースターも乗せて離陸した後の
空母での会話

It‘s Super Sonic!(ルースターの発進信号が音速で移動している)

It can’t be(有り得ない!)のウォーロックのセリフ
まるで”罠にハメて始末したはずの犯行現場目撃者が生きて帰ってきたことを知った犯罪者のように聞こえてしまう”ので恐ろしい。
(そんなことは絶対にありませんよ、みなさん)

でもまじめな話(マーベリック教官返り咲き作戦黒幕
本当にウォーロック?というかウォーロックの単独犯なのか?

もしかすると最後にアイスマンの遺言的なものを
ウォーロックは受けていたのかもしれません。

勘ぐりすぎかもしれないけど、
アイスマンが亡くなった時もマーべリックに知らせに来たのは
ウォーロック

サイクロンの副官として伝令したのかもしれないけれど、
もしかしたらアイスマンの死の知らせを聞いたのは、
アイスマンを深く敬愛するサイクロンよりも
ウォーロックのほうが先なのかもしれません。

トップガンマーヴェリックの登場人物でこれまで、ウォーロックだけが
深い人間関係に関わらない 単なる”良い上司”ということで
私の中では浮いていたのですが、
コナン君のおかげで全部のピースが繋がりました。

いったい君は何ものなんだい?

加古川コナン… 探偵さ!


そしてペニーも、単にトムやジェリーブラッカイマーが
『前回提督の娘にマーベリックがちょっかい出してたって設定あったよね?今回のヒロインそれでいく?』
と決めたということではなく、ストーリ上の意味をもって選ばれた理由が
この謎に関係しているのかも知れませんね?

つまりアイスマンやウォーロックとの人間関係を構築するうえで
ポイントになるのは、マーベリックと親しいというだけでなく
ペニーが提督の娘であるということ。
アイスマンのお葬式にも参加していたし。

一般の人ではいくら基地の近くで軍属に人気のバーを経営してたって、
コンプライアンスの厳しい現代社会
情報をもらったりという訳には行かないでしょう。

本当に凄い映画です


最後に


全編を通し、全く無駄や隙のないトップガンマーヴェリックのシーン構成の中で唯一、他のシーンとのつながりが見つからない
ペニーとマーベリックがヨットに乗るシーンがあるのですが、
実はこのシーンも大好きなんです。

さわやかな海のシーンというだけでなく、空では無敵のマーベリックが
ヨットの操船では頼りなかったりして、
何か力みが抜けるというか、映画全編を締めっぱなしにしない
ホッとする素敵なシーンです。

トムのノリツッコミが光ります。


もしかしたらこのシーンにも隠された謎があるかもしれません。
見つかったらSIDE B続編で。


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