マスクがつけられません〜感覚過敏症の私〜
〜事情がありマスクをつけられない人がいます〜
ご無沙汰しております久々のnote投稿！
本日は『感覚過敏症』についてのご紹介と共に、今このコロナ禍によりマスク着用の義務が課される中で"マスクをつけられない人"が世の中には沢山いるということ。そしてその理由とは何かについて自身の経験を交えつつお話をしていこうと思います。
まず初めに、皆さま今社会ではコロナウイルスが大流行しており未だ収束の見通しはつかず代何波と大きな感染爆発の波が来ていることはご存知かと思われます。そしてその中で、今社会に要されているのは『ソーシャルディスタンス』や『マスク着用』、『ワクチン接種及びワクチン接種証明』ありきでの飲食店への入店ですね。ただ、世の中にはマスク着用が困難となる方や、ワクチンを受けられない事情がある方が実は沢山いるんです。
では、どんな方がどうしてマスクの着用やワクチンの接種が出来ないのか、そしてそういった方への理解がないとどんな事が起きているのかについて見ていきましょう。
突然ですが、誰でもコロナに望んで感染したいとは思いませんよね。皆感染をしない為に、周りと自分を守る為にマスク着用やワクチン接種をしています。 そんな中で、マスクをつけずにお出掛けをしている方をみたら、マスクを着けている方達はどう思うでしょう？そしてその対象が若い子だったら…？
当然、不快に思われる方や不安を抱く方が多いと思います。中には強く意見を唱えたい方もいるかもしれません。マスク着用非着用で起きたトラブルがニュースになっていたりもしましたね。
ですが。もし、マスクを着用出来ない切実な理由があるとしたらどうでしょう？
その代表として挙げられるのが冒頭でお伝えした『感覚過敏症』というものです。これはどういった症状でなぜそれを理由にマスクがつけられないのか、きっと分からない方やそもそもそんなの初めて聞いた！って方も少なくは無いのではないでしょうか。
『感覚過敏』とはいったいどういう症状？
人間の持つ感覚、五感が通常の人よりも敏感で、日常生活に支障をきたすほどの事を指します。それぞれ何に対して強く敏感かは個人差がありますが、代表的には聴覚が過敏であることが多いと言われています。
そして、発達障害などをもっている人は感覚過敏がその特性のひとつにもあげられるほど感覚過敏であることが多いとされます。
ここでは実際にADHDをもつ私と、ASD（アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム）を持つ主人の感覚過敏での症状を紹介します。
⭐︎衣服が特定の素材のものでなきゃ着れない、あるいは特定の素材が着れない（肌に直接触れる物を対象とする）。⭐︎音が多い（デパートなど）で周りの音がたくさん耳に入りすぎて人との会話が聞こえづらくなってしまう。⭐︎普通の人は気付かないほどの弱い臭いでも強烈または強く感じ不快な思いをすることがある。⭐︎衣服を着ること自体が苦手。⭐︎首元まである洋服を着ると苦しくなり、気持ち悪くなってしまう。⭐︎電気の灯り、日光などが目に刺さるような痛みと共にとても強くて耐えられない。⭐︎柔らかい食べ物（お粥など）、食感により食べられないものがある。⭐︎眩しいほどでもないはずの明さの場所でも目がチカチカして疲れてしまう。⭐︎視界に入るものが多く、他人の表情が気になって疲れてしまう。⭐︎暖かい気候や暖かい環境を暑いと感じ、体温の上昇、怠さ、気持ち悪さなどを次第に感じて体調が悪くなってしまう。⭐︎電化製品を扱っているお店にて、小さな電気の音や磁波、明かり等に身体が反応し体調が悪くなる。
そして！コロナ禍で新たに増えたのが
-------------マスクが付けられない------------
五感のうち『触覚』の過敏さにより耳の裏が敏感でマスクの紐の圧迫感が神経に伝わるのが早く、そして強く感じる為痛くなり次第に耳だけでなく頭痛や熱を発し体調不良になってしまう。また、顔を覆われる事により呼吸がし辛くすぐに苦しくなり、吐き気を伴い始めたり熱を逃せない為頭痛や発熱を起こしてしまう。
〜実際にこんな経験をしました〜
体調が良いのに、熱もないのに、通院先の病院に行く為我慢してマスクをして行くと受付時の体温測定でなんと『38.0℃』となり門前払いをされました。でも、一旦外に出てマスクを外し顔を冷まして病院は行けないのでお店の入り口などで体温測定をしてみると『36.4』何度測っても平熱なのです。
マスクを再びつけ、しばらくして苦しいなと感じたからもう一度測ると『37.6』などとまた熱が上がっているのです。
そこで確信しました。熱はマスクが原因だと。でも病院からしたらそんな症状は知らないしマスク着用は絶対、ましてやこのご時世37.5℃以上の発熱がある方はお断りがルール。
つまり、マスクを付ける事で身体に異変が！！
私は困り果ててしまいました。訳があり外出をしなければならない時、体調が悪くなるのでとマスクをしていませんが他人からの視線はとても冷たいもので、時には『マスクしろよ』『これだから最近の若い子は』直接言葉をぶつけられることもありました。
でも、ちゃんと訳があるのです。そんな訳があってマスクを付けられない方がいるという理解が深まったなら、どんなに生きやすいでしょう…
そして感覚過敏の他にも、喘息を持っていたり、貧血による慢性的な酸欠、発達障害、皮膚の病気等による理由でマスクを付けられない事情がある方も沢山います。
私は発達障害、感覚過敏、喘息、貧血による慢性的な酸欠、これら4つを理由にマスクを付けられません。つけると、体調が悪くなります。
厚生労働省からこうした記事が出されていますので、ご参照下さい。
そしてまた、国指定のマスクが付けられない方への『マスクがつけられませんマーク』と言うものの存在があります。
私はそれを鞄に毎日つけてマスクを念の為持ち歩きつつも付けずに生活をしております。
こういった方々の為、皆様のご理解ご協力をお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？