【イルミネーション。回らなくなったお寿司。眩しい車。】
家族でクリスマスのイルミネーションを見に行った。
地方の中でも栄えている街で、人も車も、普段の生活圏と比べると圧倒的に多い。
綺麗な建物もたくさんあって、良く整備されている。
子どもたちもしっかりはしゃいでいた。
イルミネーションを楽しんだ後、「回らなくなったお寿司屋さん」に向かった。
普段はあまり外食をしない。その分、特別なイベント時の外食は僕も楽しみなのだ。
子どもが小さかったのもあり、「回転寿司屋さん」にはずっと行けていなかった。
ずっと行けないままで、気がついたらお寿司は回らなくなっていた。
わさびや広告が回り続けるレーンを見た長男が、「昔はここにお寿司が流れてたの?」と聞いてくる。
「うん、そうだよ。」と言うと、「どうしてお寿司が流れなくなったの?」と一番気になるところを聞いてくる。
僕は「悪い人が悪いことをしたからだよ。」と答えた。
詳細を伝えるのが面倒だ、という気持ちも多少あったが、割と本心がにじみ出ているような気がした。
「悪いこと」をした人に腹が立っていた。
子ども達が楽しそうにお寿司を食べる姿を見ながら、もし、子ども達の食べている物に何か変なことをされていたら…と思うと拳に力が入ってしまう。
考えすぎてもご飯が不味くなるので、タッチパネルで注文出来る新鮮さと、煩わしさを感じながら、外食を楽しむ。
外食もそうだが、夜の外出も普段はあまりしない。
夜道の車の運転は緊張する。
対向車線のヘッドライトが気になった。
やたらと眩しい車が走っている。
おそらく、ハイビームではなく、ロービームなのに眩しいのだ。
調べてみると、「LEDライト」になってから眩しくなった、とのこと。
しかし、最近不正が発覚した車メーカーでは、ヘッドランプにも不正があったそうだ。
「ロービームで走っていたのに対向車の運転手に激怒された」という記事もあった。
こうなってくると「安心・安全とは何か?」と、あらゆる面で不安になってしまう。
とはいえ、地方では車移動は必須だし、外食だってたまにはしたい。
今食べているものに不正は無いか?今使っている物に不正は無いか?と気にしていたら何も出来なくなってしまう。
完全な自給自足なんてのはきっと不可能だし、望んでもいない。
なら、ある程度のリスクを想定して、都度対処していくしかないのだろう。
綺麗なイルミネーションも誰かがやってくれているから見れる景色なのだ。
車もお寿司も誰かが作ってくれているのだ。
自分たちの身は自分たちで守りつつ、助け合えるところは助け合う。
久々の外出で疲れて眠る奥さんや子ども達をルームミラーで確認する。
「ずるいなぁ。」と思いながら、安全運転を心がけた。
『note』で投稿している記事は、僕のブログサイトで無料で読むことが出来ます。 ブログ記事を気に入っていただいたり、僕の活動を応援したいと思ってくださる方からのご支援をお受けしております。 微力ながら、林業界に貢献をしていきたいと思っておりますので、応援していただけると幸いです。