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【デッキ解説】EDH《パーティの隊長、ブラコス》&《ギルドの職人》【Battle】

どうも!最近カジュアルばっかで高レベル帯のデッキの吸い付きが悪くなったトーテムです。
今回紹介するのは自分が最近良く回している《赤ブラコス》こと《ブラコス&ギルドの職人》です。
《パーティの隊長、ブラコス》はバルターズゲートの統率者デッキで登場した統率者で一般的には白の《民衆英雄》と組み合わされることが多いかと思いますが、今回は赤の《ギルドの職人》を背景選択しています。
白でなく赤を選ぶメリットや白黒でも使える好相性カードを解説していきたいと思います。それではよろしくお願いします。

統率者について

《パーティの隊長、ブラコス》

《民衆英雄》だと《オークの弓使い》でドロー出来る。

《ブラコス》は統率者デッキ【パーティの時間(白黒)】で登場した背景選択の付いた統率者で、デザイナーズの背景は《民衆英雄》。オーク以外に4つの職業全てを補うことができる。また、攻撃誘発により自分のパーティ構成種類だけ防御プレイヤーにライフルーズさせ、宝物の生成。
最大4点ルーズ+宝物4つが生成出来る。
デザインとしては、パーティ人数が多ければ高難易度(高報酬)のクエストに挑める、と言った感じだろうか。
欠点としては単体で4マナ2/4とスタッツが低く、回避能力などのキーワードを持たないところ。能力を誘発させるための攻撃を通しにくく、重めの4マナから攻撃までラグタイムが発生するところ。
対してメリットとしては、軽量で優秀なパーティクリーチャーが並ぶほど強化され、宝物生成により展開を容易にすること。

《ギルドの職人》

赤2マナのエンチャント背景。最もライフが多い対戦相手を攻撃すると宝物2個を生成する。ブラコスと同様に攻撃誘発なため、両方合わせればチャンプアタックもしやすい。唱えるのに2マナ、1回の誘発で宝物2個と実質的にフリースペルのように扱える。また2回以上攻撃できればマナがどんどん増えていく。
赤い背景にはアクション数とブラコスの打点を増やせる《酒場流喧嘩殺法》やブラコスと相性の良い《街路の浮浪児》が他にあるが、2マナという軽さとブラコスとの能力の一貫性を重視した。もちろん好みでOKだがやはり使い勝手で一枚上手だと思う。

白ブラコスと赤ブラコスの違い

・白によるドロー 例:《民衆英雄》《織り手のティムナ》
・赤による追加コンバット
・《世慣れた見張り、デルニー》と《調和の神童》
《デルニー》はパーティ構成になれないため《調和の神童》に劣るが、回避能力の付与が優秀。ただし白のアンセムカードを合わせにくい。
・除去の質 置物除去や確定除去の質は白のほうが高いか
赤による追加コンバットというフィニッシャー性能、波乱の悪魔によるゲームメイク能力が魅力。
白と黒の組み合わせは器用貧乏とも言える組み合わせだが大きな弱点がなく継続的なドローもしやすいのが魅力。

デッキレシピ

レシピは2024年4月7日時点(サンダージャンクションの無法者発売前)
サンダージャンクションでも複数の強化パーツを手に入れているため気づいたらレシピが変わっているかもしれないがご容赦願いたい。

カード紹介:赤

《調和の神童》

ウィザードの誘発型能力を倍にするウィザード。ブラコスの能力を2回誘発させることが出来る。《ギルドの職人》は統率者であるブラコスに能力を付与するため、こちらも2倍誘発する。
そのため、《ブラコス》《職人》《調和の神童》が揃った状態で攻撃すると宝物が一度に8個生成される。

《戦闘の祝賀者》

戦闘による誘発を持ったブラコスで赤いカードを使うメリットその2が追加コンバット。《戦闘の祝賀者》は最軽量級の追加コンバットであり、パーティ構成員でもある。【ハラアレ】と違って速攻付与こそしにくいが、圧が高く強力。

《顔壊しのプロ》

ダメージを通すと宝物を生成する戦士。更に宝物をコストに衝動的ドローを行える。能力全てがブラコスと相性が良く3マナの軽さも嬉しい1枚。
宝物やジャンクトークンを中心に構築していたが、残ったのは宝物だけだったという悲しみも少し感じる。

《波乱の悪魔》

ならず者にならないか?

数少ない非パーティのクリーチャー、マスコットとも言う。
ブラコスから大量に生成した宝物をダメージソースに変換したり、除去として使用してブラコスの攻撃を通しやすくする。
純粋に汎用性やヘイト能力がずば抜けており、パーティの有無がまったく問題にならない強力さがある。むしろこいつが有効じゃないシーンは負けゲーム確定だから別に良いだろう。

《ジェスカの意志》

基本的には説明不要だと思うが、背景は統率者のため、2マナ背景だとマナカーブから一気に跳ね上がりやすい強みがある。
マナファクトなど上手く組み合わせて使いたい。ブラコスは手札が枯れやすいため3枚衝動ドローも有り難い。

《追い討ち》

おとぎ話のイラスト好き

本デッキ唯一のコンボカード。フルパーティー&《職人》などで条件を達成すると無限コンバットになる。ブラコスの攻撃を通す必要はあるがブラコスの展開力も込で信頼度の高いエンドカード。

《ディレイド・ブラスト・ファイアーボール》

突破能力に劣るが、マナ生成能力に長けたブラコスでは非常に扱いやすい全体除去。
また、《顔壊しのプロ》などの衝動ドローでめくれた場合は3マナ5点火力とインチキ火力になる。
また、《鏡に願いを》から唱えても5点火力になるため、状況を見ながら狙っていきたい。

《笑う者、ジャスパー・フリント》

レシピ内に含まれていないが、新カードがエントリー。
本体が3マナ4/3とそこそこで、対戦相手1人から衝動的ドローが出来るならず者。ブラコスもならず者を含むため最低でも衝動2枚が得られる。手札に乏しいブラコスでは非常に強力な新戦力。

カード紹介:黒 時々無色

白でも赤でも概ね変わらず採用されるであろう黒のパーティカードを紹介する。特に強力だったり相性がいいカードを上げていく。

《Mastermind Plum》

テキストはこちら

貴重なウィザード兼ドローソースである伝説のクリーチャー。
ブラコスから出てきた宝物をちょびちょび消費することで手札を減らさず展開ができる。《調和の神童》と合わせると1回につき2枚ドローとなり一番強いパターンである反面、ライフの減りも早い。

《変わり身ののけ者》

多相とアンブロ能力を持った1マナのパーティ構成員。《精神刃の断裂者》や《顔壊しのプロ》と言ったダメージ誘発が多いデッキでもあるので、アンブロ能力が染み渡る1枚。単体性能が低いが、山椒は小粒でも~を体現する1枚。
というか他の1マナのパーティカードが弱い。

《ネイディアの夜刃》

金華さんありがとう

トークンが戦場を離れるたびに1点ドレインを誘発させるエルフ・戦士。
宝物起動ごとに誘発するため、上記の《Mastermind Plum》や《スランの医師、ヨーグモス》でライフの減少が激しいブラコスではライフソースとしてもフィニッシャーとしても非常に強力。

《厳粛な破滅導き》

統率者同じくパーティの時間に収録されたティーフリング。
墓地にあるパーティクリーチャーに2マナの蘇生を付与出来る。本体コストこそ重めだが付与する蘇生コストは非常に軽く全除去を受けたあとのリカバリーや、墓地肥やし後の押し込みとして非常に強力。

《鏡に願いを》

エルドレインの森トップレアの1枚。トリプルシンボルと重めだがブラコスで生成した宝物で払いやすく、協約コストに宝物を当てたり背景を使うことも出来る。
サーチする呪文の候補として
・ドロソ:《スランの医師、ヨーグモス》
・誘発倍:《うろつく玉座》
・フィニッシャー:《追い討ち》
・除去:ディレイド・ブラスト・ファイアーボール あたりが中心になる

《切望の報奨》

パーティ呪文最強の1枚。最大で1マナで唱えて4マナの呪文を無料キャスト出来るのでデモチュー+3マナ加速になる。
《鏡に願いを》と異なり、サーチした呪文と唱える呪文は別でも良いので本命呪文を既に引いていた場合は《偏向はたき》などのバックアップ呪文をサーチして本命呪文を唱えられる。
最低でも統率者と合わせて2マナ軽減ぐらいは出来るため、《不気味な教示者》などよりは優先度が高くなるはず。

《うろつく玉座》

いや~このカード◯◯のオリカなんすよ~wに定評のある《うろつく玉座》
デッキ内の部族が散るデッキだが、誘発させたい部族を指定すればブラコスは問題なく誘発する。ブラコス以外に増やしたい誘発が無い盤面ではクレリックかウィザードを宣言するのが良いだろう。

プレイ指針

ブラコスの着地から誘発までを最優先とし、《闇の腹心》などリソースクリーチャーを含めたマナカーブに沿ったプレイでキープしたい。
ある程度盤面が出来上がればマナをどんどん埋めるようになるため、ここからはサーチ1枚からマナを手札に変換するように動きたい。
《Mastermind Plum》や《スランの医師、ヨーグモス》でドロー、《ブラコス》で埋めるマナを増やせる《調和の神童》を中心に盤面に展開していこう。
優秀なクリーチャーはブラコスに対する除去の避雷針にもなってくれ、単純な除去ならリアニメイトや《厳粛な破滅導き》で再展開もしていきたい。
終盤は《追い討ち》による無限コンバット、《波乱の悪魔》や《ネイディアの夜刃》によるライフレース勝利を狙っていく。

終わりに

今までずっと呆然と考えていたブラコスをついに組み上げられました。
最初に考えていたコンセプトからは少し変わりましたが、かなり面白いデッキに仕上げられたと自負しています。
少し高めのカードも入っていますが、かなり楽しいデッキなので統率者デッキを買ったままな人もぜひ挑戦して見てほしいです。
それではまた次のデッキでお会いしましょう。


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