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事業を立ち上げたきっかけ・ヒストリー〜Vol.1〜

トープロテクノサービス株式会社は2003年に設立され、 メインサービスとして、電気系CADを利用したプリント配線板やICパッケージなどの設計を提供しております。

現在は、AI自動設計プラットフォーム「ai-pcb」を開発中です!

弊社がなぜ「AI事業」を立ち上げたのか?
そのきっかけやこれまでのヒストリーを、弊社代表である北條 武にインタビューいたしましたので、その内容をご紹介します。


①AI事業をはじめたきっかけ

「AI事業」に参入したきっかけ

きっかけは、私自身が複数の設計業務をこなす上で、「自動で業務が進行していけば良いな」と感じていたことから始まります。
平成6年、当時の私は23歳で、CAD業務に携わっていました。

当時は2週間も会社に寝泊まりするほどの忙しさで、日々業務に追われていました。
世の中は様々な分野において自働化に向け動き始めていた時だったので、 設計業務の自働化も実現することを待っていましたが、なかなか推進されませんでした。

自働化が推進されない現実

当時でも自動配線自体はありましたが、本格的な活用には至りませんでした。
設計業務の自働化には、複雑な設計と豊富なバリエーション、 データの正確性と信頼性などの様々な問題を解決する必要があり、簡単に自働化できるというものではありませんでした。

難しい要素が幾重にも絡んでいますが、何となく出来そうな気がして、”いつか誰かが作るんだろうな”、と考えていました。

弊社は2003年に立ち上がりましたが、当初は会社を軌道に乗せることに一生懸命でした。
そして2015年に私が社長に就任し、今後の会社の方向性を考える中で設計業務のAI自働化に向けた開発に着手をし始めました。

リーマンショックを経て開発を決意

既存事業であるプリント基板設計を推進するだけでなく、 弊社がAI事業に参入するという決断をしたきっかけとなったのは、2009年頃に起きたリーマンショックです。
リーマンショック以降でも弊社では6年連続で業績を拡大し続けることができていました。
このまま業績は右肩上がりに伸びると思いきや、 2010年頃から設計開発分野の海外シフトが始まったことにより、段々と売上が下がっていってしまいました。

「これまでと同じ業務体制、仕事のやり方(人海戦術)では今後の安定経営は難しい」 という思いがAI事業の立ち上げに繋がりました。

②まとめ

今回は、「AI事業に参入したきっかけ」についてお話しました。
次回は開発までのストーリーについてを配信予定です。
ぜひご覧ください。