最近読んだ本と雑な感想
こんにちは、中日翻訳者の戸谷です。
今日は最近読んだ本をまとめていきたいと思います。なんでも本の感想をつぶやくだけでもアウトプットになっていい刺激になるそうですよ。
最近読んだ本
簡単に任せるコツなんかない。任せられる人材を育成していくのだ……そういう本だった。「人に任せる」なんてことが簡単にいくはずがない。というか「簡単」にいくとは表紙のどこにも書いてないですね。やるなぁ。
読んだ本の内容を人に話すだけでもアウトプットになるらしい、というのはこの本に書いてありました。だからこういう何の変哲もないまとめ記事にだって意味はある!
言ってることはとてももっともらしいんだけど、ChatGPTの使い方が私には合わなかった本。
この大谷マンダラを書くときにも、9個の核となる部分だけは自分で考えて、残りのアイデア出しはChatGPTにお願いしよう!とあって、いやそれは単なる字の練習にしかならないのでは?と思ってしまいました。いや、アイデアを出してもらって、その中から選ぶのは自分だから、そういうわけではないのかな……。
この本はすごくよかったです。ビジネス書として出版されているけれど、フタを開けてみれば、台湾出身のジル・チャン(女性)によって書かれたエッセイ。人前で発言したり、リーダーシップを発揮することが苦手な彼女がどのようにしてアメリカ社会で仕事をこなしているのかが分かる良書です。
「人前でスピーチするときにはなるべく早く現地入りして環境に慣れる」などの具体的なアドバイスは緊張しやすい人には本当に役立つと思う。
「出会う・仲良くなる・検討する・買う」――人が商品を買うまでのステップについて詳しく書かれた本。その4つのステップの最初の「出会う」と「仲良くなる」をすっ飛ばして売ろうとするから売れないのだ。売ろうとするな! まずは与えろ、お客様は買いたいタイミングで買う! 買ってもらえるまで与え続けろ! ということが書いてありました。なるほど。
資金調達、人材、アライアンス(企業間提携)などについて書かれてありました。なんとなくお金を借りない経営のほうがいい気がしていたけど、銀行からは借りれるだけ借りてお金を増やしていった方がいいらしいです。まあお金が増えるならそうだよな。うちもどこかとアライアンスしたい。
近藤康太郎先生と編集の伊皿子りり子さんがタッグを組んで作られた本、第3弾。文章がおもしろいのでするすると読まされてしまう。本当にざっくり言うとするなら、「全力で遊ぶ→もはや勉強の域に達する→仕事につながる→仕事が楽しくなる」というその道筋を、近藤先生がアツく語っている、そんな本です。先生の「遊び」に対する姿勢を見ていると、なんだかこちらまで背筋がピンと伸びてくる。
アメリカで医師として働く日本人の著者が書いた勉強法の本。学校で先生達が言っていた勉強法(毎日少しずつやる、忘れた頃にもう一回やる! など)を科学的根拠に基づいて解説している。これはリスキリングを始めようとする人にとってもいい本だと思います。
勉強は忘れそうな頃にもう一回やればいいんだよ。英語の勉強をサボりがちな私だけど、最終的に頭に残ればそれでいいんだもんね……と少し勉強に対する緊張感みたいなものが、いい具合に解ける本でもあります。←
判断の分かれる項目をに対して、○か×かで答えを出した後にそれについて詳しく解説していく本。たとえば「昇級を行う場合、どのような基準で、どのような社員に行うべき?」「×基本給を全員一律で上げる」「○昇級のルールを作り、『頑張った人』を昇級させる」などなど。この本でも自己資金だけで会社をやっていくよりは、融資を受けた方がいいとありますね。なるほど……。
今読んでいる本
難しい内容なのかなと思って手に取ってみると、すごく読みやすくて、昨日は1章まるまる読んでしまいました。これは翻訳者の高山由美さんのウデがいいんだと思う。
子どもに怒りを感じた時、一歩立ち止まって自分が何に対して怒りを感じているのかを考えよう、子どもに対してなのか、過去の自分に対してなのか、自分の親に対してなのか……という内容が印象に残っています。一歩立ち止まって感情を見つめ直すってとても大切なこと。
人前に立って話すことがとても苦手なので、これも読んでみています。私がただ「人前で話す」という解像度でスピーチすることを認識しているのに対して、著者の千葉さんは「どのように、どんなスピードで、どんな感情をこめて、どんな身振り手振りで……」と、とても細かく認識している。私が話し下手なのはそもそも話すということに対する解像度が低いからだなと、序盤で痛感しました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。少しでも本を買う際の参考になれば嬉しいです。あ、リンクは特に私に収益が入るタイプのものではないので、気にせず見に行ってやってください。それではまた。
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