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悪い女に憧れて

先日パルプ・フィクションを見た。悪い女ってなんであんなに格好いいんだろう。
鼻血をダラダラ流しながら口から泡を吹いてても格好いい。髪がボサボサでもなんでも格好いい。

私はお風呂あがりにパジャマ着ただけでも全身からイケてない感が漂うのに。

そう、私は幼少期から悪い女に憧れては家の中で真似をして、外では根の真面目さしか出せないという生活を送ってきた。

小学生の頃はギャルに憧れてギャル雑誌popteenを買ってギャルメイクを研究したりもした。(目の下に白いアイライナー引くのはやってたな)
ギャルが悪い女という訳ではないけど、自分と真逆な感じがして格好良かった。
でも振り切れずギャルにはなれなかった。

中学の頃はジャージに穴を開けて腰パンをしている先輩に憧れた。今考えるとせっかく買ってもらったジャージにそんなことするな!と自分に言いたいけど、袖のところに控えめに穴を開けてみた記憶がある。そして腰パンをする人たちが通る時はそれが見られないように隠していた。

何がしたかったのですか?と自分に聞きたくなる。ただ、今思い出すとかなり私らしくて憎めない。

そして悪い女といえばセットで出てくるのがタバコとお酒。それらが合法的にが手に入る歳になったにも関わらず、タバコを実際吸うのは健康的にも金銭的にもな..と手を出していない。(お酒は飲むけど)

映画に出てくる悪い女は大抵格好よくショットでお酒を呑み、タバコを吸っていることが多いからいまだに憧れて仕方がない。超格好いい。

そして私は25歳になった今も毎日のように家でタバコを吸ったフリをして、自分に酔っているのである。

中学の頃と変わらないじゃん!とツッコミを入れたくなった。

私が悪い女になることはもう一生ないのかも、家の中だけでもまぁいっか。

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