mRNAワクチンには心毒性があるが、逆血確認で減らせるかも。

生物学が好きでない方向けの説明。
・mRNAワクチンには心毒性がマウス実験にて証明されています。
・誤って血管内投与してしまうと、心筋炎という命に関わる病気になります。
・逆血確認がこのリスクを減らせるかも。
・やむを得ず接種時は、逆血確認の相談をしてください。


まず、以前のnote 「mRNAワクチンは従来のワクチンと何が違うか?」の一部を復習してみましょう。こちらの部分です。


従来のワクチン(インフルエンザ、HPV等など)
・対ゾンビ戦で例えるなら、ゾンビの右腕(スパイク)を城内(体内)に投げ入れて模擬戦(免疫応答)を行う。

今回のmRNAワクチン
・対ゾンビ戦で例えるなら、口からゾンビの右腕が生えてくる薬を死んでも良い筋肉に飲ませる。口からゾンビの右腕が生えた筋肉は、模擬戦にて排除対象としてバカスカ攻撃され犠牲になる。

ここで重要なのは、犠牲として差し出してるのは筋肉という再生する組織だ。

・薬をしっかり筋肉のコップに入れる事の確認(逆血確認)をしなければ、
偶発的に薬を誤って心臓のコップに入れてしまう(静注)。つまり心臓が飲んでしまう。
・免疫は躊躇しないので、ゾンビの右腕が生えてしまった心臓もバカスカ叩いてしまう。
・心臓以外でも起こりうる。目や脳、胎児。
・例え逆血確認しても、少しは心毒性は残るかも。


生物学がもう少し好きな方への説明。
・人間の体は全身に豊富な血管が走行しており、静脈血管は心臓へ血液を返す。
・大きな静脈血管内に薬剤を投与することを静注(静脈注射)という。
・この静脈注射を避け、筋肉内に注射するのを筋注(筋肉注射)という。
・mRNAワクチンは筋肉注射であるが、40%の人は注射器に血が引ける=多少は静脈内注射となってしまっている可能性がある。
・では、mRNAワクチンが静脈注射されるとどうなるか?

・心臓でmRNAワクチンのmRNAが検出された。
 →血液に乗りmRNAワクチンが心臓に到達し取り込まれた事を示す。
  →誤ってコップに注がれた薬を飲んでしまった事の確認

・心臓でスパイクの発現が認められた。
 →取り込まれたmRNAワクチンが心臓で異物タンパク質を強引に産生しているだろう。
  →心臓の口から、ゾンビの右腕が生えてきている。

・免疫細胞が心臓に浸潤している。
 →心臓が発現したスパイクにて免疫応答が惹起されているだろう。
  →躊躇しない免疫が、心臓だろうがバカスカ叩く。

・TUNEL染色にてアポトーシスを認める。
 →再生しない心筋の細胞死。
  →犠牲になった。

・2回目の方がダメージが強い。
 →獲得免疫の関与だろう。
  →2回目の模擬戦の時は、鍛えられた免疫にて更にバカスカ叩かれて犠牲になった。

・実は肝臓にもダメージがあった。
 →静脈注射されると、全身どの臓器でもこの問題は起こり得る。
  →ちゃんと筋肉のコップに入ってるか確認しないと、全身どこでも犠牲になりうる。

という恐ろしい実験結果であった。
特に、心臓の細胞は一度死ぬと再生しません。
また、心筋炎の5年生存率は50%(5年以内に半数死ぬ)とも言われてる。
今現在、見つからなくても、心不全などで将来発症するかも。
ヒトの臨床データでもリスク比3等で再現されている。

なぜこのような事が起きてしまったか?
それは、偶発的に静脈注射をしてしまうからだ。
つまり、逆血確認して偶発的な事故頻度を減らす事が大切だ。
逆血確認はわずか数秒の手間であり、デメリットは少し痛いくらいしかない。
それで心筋炎が回避できるなら希望する方は多いはずだ。

この論文は8月18日に発表された。
私は、ほぼ毎日逆血確認を叫んでいる。
逆血確認を希望しても断られる報告が多数ある。
今日も偶発的に静脈注射されてしまう方がいるかもしれない。
逆血確認が周知されていれば、避けれたかもしれない犠牲だ。
どうにか広まって欲しい。


ちなみに、ではちゃんと筋肉注射するとどうなるか?
 →心臓でmRNAワクチンのmRNAは検出された。
 →スパイクの発現や細胞死は無かったが、心筋浮腫は認めた。
  →ちゃんと筋肉のコップに入れても、飛び散ってどうしても心臓が少し飲んでしまう。
  →バカスカ叩かれてないが、少し右腕の毛が生えた?

つまり、mRNAワクチンを接種した全ての方に、何かしらの心臓への懸念がある。
これがどうなるのかは現段階では分からない。
しかし、接種される方は心臓に何かある可能性も考慮すべきだろう。
マウスにて心臓への影響が証明されている薬剤を接種するか、良く自己決定する必要があるだろう。

論文はこちらです。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34406358/


Li C, Chen Y, Zhao Y, Lung DC, Ye Z, Song W, Liu FF, Cai JP, Wong WM, Yip CC, Chan JF, To KK, Sridhar S, Hung IF, Chu H, Kok KH, Jin DY, Zhang AJ, Yuen KY. Intravenous injection of COVID-19 mRNA vaccine can induce acute myopericarditis in mouse model. Clin Infect Dis. 2021 Aug 18:ciab707. doi: 10.1093/cid/ciab707. Epub ahead of print. PMID: 34406358; PMCID: PMC8436386.