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なぜ亡命するのか?

皆さんこんにちは♪
今日は古くから野球王国と言われている
キューバの亡命についてです。

かつて50年近く野球の世界1だった
古豪「キューバ」

赤い軍団とも称され五輪では金メダル3回獲得。

キューバの選手がよく頻繁に亡命する背景には何があるのか?

キューバ革命が終わった後国家のトップに
立ったカストロは国家の全面的なフォローの下
アマチュア選手育成に尽力。

野球を国の国技として義務教育に取り入れるほど、、、

社会主義のキューバにという側面から選手たちは国家公務員のような形になる。

より多くの給料を求めてアメリカン・ドリームを掲げながら亡命する選手が続出するのだ。

実際に3月のWBCでキューバ代表で出場したロドリゲス(中日)も日本に来ないままドミニカに亡命しMLB行きを目指している。

また、準決勝日本を苦しめたメキシコの腕組みポーズ、アロザレーナもキューバからメキシコに亡命しMLB入りを果たした。

彼らの話を聞くと亡命するのも命懸けとの事。

写真は今年2月沖縄キャンプでの一枚。
キューバ代表対巨人の練習試合

なぜキューバの選手がこれをしてまで国外に亡命するのか? 

それはアメリカによる経済制裁も一つの理由です。

キューバ危機の際にはソ連がキューバにミサイル基地を設置。

反米姿勢だったカストロの対応にはアメリカのアイゼンハワー大統領(当時)国交断絶。

2015年に当時のオバマ大統領政権でアメリカとキューバは国交が回復。

キューバからアメリカ行きの直行便も就航した。

ところがトランプ大統領に変わると一変し経済制裁を加えるなど

大統領がバイデン大統領に政権交代後も以前としては変わっておりません。

選手の国外亡命も原因でキューバ野球の弱体化が進んでいます。

今回のWBCでは亡命したモンカダやロバートなどの亡命選手が代表入りした今後のキューバ代表復活にも意味があったのではないでしょうか?

日本の球団もキューバ選手を獲得するには亡命する可能性も踏まえて用意周到に考える必要があるかと思います。

難しい状況が続きますがキューバ野球の復活を祈る筆者でございます。

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