コモディティと作品への二分化

AmazonがDash Buttonというボタンを押すと商品が届くサービスを始めた。画期的だと思う。これによって、コモディティが定義された。ボタンで買えるものは全てコモディティになる。

Amazon Dash Buttonは何がヤバイのか

私は、世の中で買われるものがすべて、コモディティと作品の2つに分かれていくと思う。

コモディティ…特にどれを買っても同じに思えるもの
作品…その人にしか作れず、ある人に対して特別に作るもの

実際、スマホや冷蔵庫などの電化製品も、服や食べ物、日用品など、ほとんどの物が商品毎に差分がなく、コモディティ化していると思う。

そして、コモディティが機械だけで作れるようになれば、ほとんど無料になると思う。新商品の開発をやめ、CMも営業活動も小売業の仲介もなくなれば、本当に無料に近い価格になると思う。

本当かどうかは知らないが、ググると、シャンプーの原価は10円とか、車の原価は10万円ぐらいとかの情報も出てくる。もし、新商品を作らず可能な限り安い価格でAmazonのボタンで売れば、本当に無料に近い価格でコモディティが手に入るようになる(大企業のビジネスモデル上できないかもしれないが)

一方、作品であるものも増えている。
ハンドメイド作品や、Airbnbで貸す自分の家の部屋も作品だ。

作品はたくさん作れない。だから、買う人が売る人に売って欲しいと頼むことになる。今は、売る人が買ってほしいと頼んでいるが、それが逆になっていくのではないだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?