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女子軟式野球リーグ season 0(ゼロ)開幕

新時代

2023年6月10日(土)
ついに新リーグが開幕を迎えた。

新リーグといえどただのオープン大会なので、そんなに大それたものではないが、それでも、女子軟式野球界がさらに盛り上がるキッカケとなる大会になる事を願う。

その為に、いくつかの仕掛けをしてある。

①全世代混合

中学、高校、大学、一般の垣根を越えたリーグ戦

②ルール再考

DH制やリエントリー、1塁ダブルベース、ホームランフェンス、男子野球と同様の距離(女子軟式野球は塁間25m、投本間17m)の導入(選択制)

③出場機会の拡大

レベルに応じた2部制、合同チームOK、1チームから複数チーム参加OK

④年間個人タイトル

MVP、ベスト9、最多安打賞、ホームラン王、最多勝など


以上のように、新しい事を導入するため、開幕を迎えるまでに準備が大変だった。
今年は第0回大会ということで、来年の第1回大会に向けて色々と良い課題が出せればなと思っている。

実行委員代表として挨拶
選手宣誓:東京六大学 主将
1部、2部優勝チームには副賞の『あか牛』をプレゼント🎁

第0回大会にも関わらず多くの協賛をいただいている。

(特別協賛)

ナガセケンコー株式会社様

(協賛)

オークツ株式会社様
株式会社ブレインイノベーション様
株式会社ブレインパートナーズ様


新ルールにもチャレンジ

開幕ゲームから早速、新ルールで試合を行った。

新ルールについては『選択制』になっているので、希望しないチームは今までのルールで対戦可能。

選択制にする事で、新ルールを無理強いすることはなく、チャレンジしたいチーム同士の対戦のみ実現する。これなら文句の出ようはない。

既存のルールを考え直し、より良いルールへの提案が目的である。

1塁ダブルベース
ホームランフェンスの外でアップする日体大
大学女子軟式基準の75-85-75に設定
1部の東京アンビシャスvs日本体育大学の試合では、
正規距離18.44mでプレー


新リーグが生まれた背景

開幕ゲームではチャレンジリーグ(2部)の試合が行われた。
この両チームには、この新リーグが発足するキッカケとなった出来事がある。

開幕ゲーム:上智大学 vs 東京六大学

関東大学女子軟式野球連盟に所属する早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学。
参加チーム数の減少により、この連盟が主催する春リーグ戦が中止になった。

せっかくコロナが終息してきたのに春と秋に行われるリーグ戦がなくなってしまうと、選手たちは何をモチベーションに1年間の活動を頑張ればいいのか分からない。

何か代わりとなる大会を、、、と考えていた時に、どうせ作るなら女子軟式野球界の発展を考えて全カテゴリー混合の大会を作ろうとなった。
それに賛同してくださる周りの方々もたくさんいて、今日に至る。

参加チーム一覧(全19チーム)

プレミアリーグ

〈Aグループ〉
・東京アンビシャス(一般)
・SPLASH(一般)
・日本体育大学(大学)
・日本女子体育大学(大学)

〈Bグループ〉
・紫しきぶぅ(一般)
・パラヴィラ(一般合同)
・文京Vシスターズ(中学)
・立川ホーネッツ(中学)
・エターナルクイーンズ(無所属)

チャレンジリーグ

〈Aグループ〉
・上智大学(大学)
・東京六大学(大学合同)
・足立フェアリー(中学)
・東京アンビシャスシニア(無所属)
・オール早稲田(無所属)

〈Bグループ〉
・リバティ(一般)
・日本女子体育大学B(大学)
・世田谷アンビシャス(中高生)
・府中ピンクパンサーズ(中学)
・オリオールズレディース(中学)

女子野球の価値を高める

スポーツマンシップの醸成

この大会を通して、同じ女子野球をしている相手チームの選手たちへの『リスペクト』や『絆』を育み、『スポーツマンシップ』の考え方を浸透させていきたい。
それが女子野球というスポーツの価値を高める事に繋がると思う。

近年、まだまだ問題となっている野球界での体罰やイジメ、指導者の暴言なども、こうした選手時代(特に10代などの若い年代)に培われたものが反映すると思う。

今大会では、試合終了後の整列の時にはみんなで握手をする事を推奨している。
自然と笑顔溢れる選手が多い。
この大会の趣旨を早速理解してくれているようで嬉しかった。

そして毎試合、優秀選手を3名選出してそれがベスト9の個人タイトルにも関わってくるのだが、その選出方法も監督が選ぶのではなく、理想は選手たちに決めさせてほしい。

「あの選手上手かったよね」「あのプレーは凄かったね」
など、相手を褒める事がスポーツマンシップを醸成していくと信じている。
(時間が許すなら相手チームの前で発表なども面白い)

今後は、中学チームと大学・一般チームの交流がただ試合をするだけでなく、もっと深い交流から将来の所属チーム選びに繋がるとベストだ。

女子野球人口はどんどんと増えているのに、大学・一般のチーム数は減少傾向なので、この大会を機に続々とチームが誕生したり、卒業した選手たちが新しい所属先を見つけるキッカケにしたい。

その為にはどういう交流方法が良いのかを、実行委員で検討していく。


終わりに


この『女子軟式野球リーグ』は、女子軟式野球界の普及と発展、選手たちの女子野球環境の整備などを目的として立ち上げました。

この大会ではたくさんの新しい事にチャレンジし、女子軟式野球の可能性を探っていきます。
そして、選手たちの笑顔、その先の日本や世界の女子野球の明るい未来を作っていけるように、この大会を盛り上げていきます。

何よりも、『選手たちのため』に失敗を恐れずに動きます!!

たくさん面白い仕掛けを用意していきますね!

この大会の趣旨にご賛同いただいている関係者の皆様、引き続きよろしくお願いいたします。
今後とも多くの方々にご理解、ご協力いただけるように努めてまいります。

女子軟式野球界の『新時代』が来た!!


発起人(実行委員 代表)
小花 利文
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