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はてしない一日のはじまり~出産当日の朝~

2016年12月20日。娘が生まれた日。

予定日は2017年3月31日でした。

その朝、大学病院の個室で、ひとり朝食をとっていると、主治医の女医であるM先生が、一枚の紙を持って来られました。

感染の値が高いから、子宮内感染をしてるかもしれない。明日もう一度検査をして、やっぱり値が高かったら、羊水検査をして、もし陽性であれば、明日中に帝王切開しましょう。取り越し苦労かもしれないけど。」

「・・・」

「もしお腹が張ることがあれば、早めに言ってください。正直、2週間後よりも、今日が心配だから。」

頷きながら、突然のことに驚きました。

どうして、これでもかこれでもかと、次から次へと襲ってくるんだろう。。。

夫に連絡しながら、怖くて泣きました。


ひたすらじっと横たわりました。

少しお腹が張るようだったので、張りの間隔をカウントして、朝の巡回で来られた看護師さんに伝えました。

張りを抑えるために、点滴のウテメリンの値が少し上げられました。

そのままウトウトして、午前中を過ごしていたところ、ふと目が覚めました。

なんかお腹が張る。

看護師さんにナースコールすると、さらにウテメリンの量が増やされました。それでもお腹の張りが、頻繁に来る気がしてなりませんでした。

しばらくすると、看護師さんが身体を拭きに来てくださいました。

「すいません。どうも張りの間隔が5分とかで来る気がします。」

「モニターつけますか?・・・どうしようかな、やっぱり身体拭きが終わってからつけましょう」

と言われました。

内心、身体拭きしてる場合か!と思いましたが、股は清潔にしてないと、胎児にも良くないって言われてるし、と思い直して、そうしてもらうことにしました。

身体拭きの最中も、2回ほどお腹が張りました。

キュッと張るお腹を、看護師さんと「張ってる、張ってる」と見つめ、生唾を飲み込みました。

身体拭きが終わり、モニターを付けてもらいました。

付けて最初の張りで、違和感。

出血したかんじ。

看護師さんが、「出血してる」

鮮血。

絶句しました。

つづきはこちら。


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