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精神薬は悪なのか?

この頃、いや前からこのことをすごく考えることが多くある。
みなさんは知っているだろうか?
介護の世界では精神薬を悪ととらえている人が多い・・・

そのことを言うと「ちがうよ精神薬は体の身体機能を落とすのでだめなんだよ」と言う人がいるが・・・

言わせてほしい
ほかの薬も、何かの副作用があって何かのリスクがある・・・

介護の世界では身体機能を落とすことをとても嫌がる傾向があるのだ・・・

申し訳ないが言わせてほしい!

身体機能がすべてではなく、生活の質(QOL)や、その人がどう生きるか?
に注視することが介護の問題ではないだろうか・・・

なぜこんなことを思うかと言うと、今の施設では、結構早い段階から精神薬の判断を下す(早い段階とは、今までと比較してです、今までが遅すぎたのかもしれません・・・)

それを見ているとうまくいっていることが多いのだ・・・
うまく言っているとは、自立した生活を送れている人も多いし、その人がイライラしている時間が無くなって、リビングに出てくる時間が多くなったと判断できるためにうまく言ったと感じている。

もし分けないが上のうまく言っていると言うのも自分の価値観だと言われればそうかもしれない・・・

自分の価値観がその考えに至った今まで経緯を話すことも必要だと思う。

今までは、基本、精神薬は最後の手段であり、自分たちができることをすべてやった後みたいな教え方をされた・・・

つまり自分たちの支援をすべてやった後である・・・

すべての基準があいまいであり、どの誰が判断を下すか?
が問題であった・・・

その結果、うまくいかず、その利用者は、夜は叫んだり、他者を探し回ったり、昼は疲れ果てるがそれでも不安があって傾眠状態になるが、それでも動き回って疲れ果てて転倒し、骨折・・・
入院・・・

そして入院先で見切れないため拘束・・・
それで拘束も今までもできないため、早めの手術を行い、リハビリを完了しないまま、施設に戻され、転倒リスクを抱えて、また職員が24時間付き添い・・・

見切れず、また転倒・・・

そして最後にはどうにもできなくなって精神薬をいく・・・
その結果、大量の精神薬をいかないといけなくなり、廃用性症候群に・・・

その結果、介護が言われるのは「だから精神薬をいくと身体機能が落ちるって言ったでしょ!!」

です・・・

もし分けありませんが、これって最後の手段として精神薬を使った結果ではないでしょうか??
そう思うのは自分だけでしょうか?

病気がこじれて、最後にどうしょうもなくなって薬を大量に消費すればそれは体悪くなりますよね・・・
軽度のうちに薬を投与することはできなかったのでしょうか??

薬が合わなければ、違う方法も考えれましたよね??

つまり、最初から

精神薬を悪

と考えると、その時点で選択肢がなくなり
結果だけ見ると

精神薬を行ったことにより精神薬のせいで身体機能を落とした

と言う結論に至るのです・・・

では最後に精神薬を使わなければ良いと言う人もいますよね・・・

実はこれを行った現場にも居ました・・・

一瞬、目を離すと転倒して骨折のリスクをしょった人を付きっきり24時間見る・・・
つまり職員が一人取られる、ほかの業務はまったくできない・・・
目を離して転倒すれば、報告書を書く
夜勤中は寝ないからワンオペで休みなく16時間、その人を見ながらほかの業務(自分はトイレすらいけなくて、利用者と一緒にトイレに入りました・・・)

最期(臨終)まで見ても達成感を感じません・・・
なぜか・・・
そういう方針の施設ですので、同じ型が数人います・・・
つまり別の方がいるので少し楽になっただけなので、変りがまた来るかもと言った恐れが残るだけ・・・

まじで辞めますよね職員・・・

いつも、

思っていましたQOLって何?
その人らしさって何?
自分たちがやるべきことって何?

それを例え、だれかに話しても

自分たちで考えなさい
自分たちが一番現場を知ってるんでしょ?

いや~~
疲れましたね~~

違いますね~~
自分の話をするんでないですよね??

言いたいことは、

精神薬を悪と決めつけて選択肢をなくしている

と言うこと

申し訳ありませんが
せめて専門医に話して判断をしても良いのかな?
と思います。
今では認知症専門医もいます、
また、認知症専門医ですのでBDSPについてもしっかり相談に乗ってくれます。
専門医の相性もありますが、せめて早い段階でしっかり検討して、色々な選択肢が残っている状況で判断を下してください・・・

最期はお願いになりましたが、少しでも介護に未来がありますように・・・

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