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[全文無料・オマケ付き] あなたは交流派? それとも課金派? --- noteの持つ二面性についての小考察

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どうも、とし兵衛です。
今、タイを旅しています。

ルーイという街からピサヌロークという街へ向かうバスの中、揺られながらこの文章を打ってるんですけど、ひどく揺れるので、結構大変です(笑)。

さて、今までぼくは、note自体について何か書くということは、あまりしてきませんでした。ですが、今日は少し気分を変えて、noteの現状について感想でも書こうかな、と思いまして。

このnoteという場の最大の特徴は、利用者が自分の投稿に対して気軽に課金できる点にあると思います。

けれども、noteという場を語るとき、インターネット自体が持つソーシャルな側面、つまり、利用者同士の交流というものについても、はずすわけにはいきません。noteの利用者のうちには、むしろ、こちらの面に大きな魅力を感じている人が多くいるように思われます。

ここで、noteの持つ、この二つの特徴について、利用者がどちらを好むかという点によって区別して、「課金派」と「交流派」という呼び方をしてみましょう。
(両方に属する人や、どちらにも属さない人も、もちろんいますけれどね)

ところで、これは当たり前の話ですが、noteという場を維持していくためにはコストがかかります。そして、noteは現時点では広告収入という手段は使っていませんから、利用者が投稿を売り買いすることに対する手数料収入と、最近導入されたプレミアム機能による売上げによって、そのコストを賄うことになります。

そうした前提を考えれば、noteが収益の改善のために「売れる」利用者を「導入」し、プレミアム機能を追加したのは、いわば当然の流れと言えます。

ところが、この「当然の流れ」に違和感を抱く人たちが、交流派の中にはいるようです。かくいう私も、軽い違和感は感じています。

というのも、課金派の人々の中には、ひいき目に見ても、書いている内容がちょっと薄っぺらすぎるように思えて、「やめといたほうがいいんじゃないの」と余計なおせっかいを言いたくなるような方々も散見されるからです。

あるいは逆に、課金派の人の中でも、プロフェッショナルな書き手の方の意見として、「課金しているにも関わらず、その質が低すぎる」というようなものも見受けられます。

けれども、同人誌として売っているものを、商業誌の質と比べたって意味がありませんよね。
人は自分の満足のためにお金を出すわけであって、そこには交流としての楽しみというものもある。
プロとしてやってる方が同人誌に発表することもありますし、そうしたものを買うか買わないかは、商業的な水準というものとは関係ないわけですから。


ここでのポイントは、インターネットが、素人にも開かれたメディアであることでしょう。
そしてnoteもその一翼をになっています。
開かれているのですから、玉石混交は当たり前。
そんなことに一々文句を言っても始まりません。

このnoteという場は、cakesとは違って編集者がいる場ではありません。
別の言い方をすれば、ぼくたち一人ひとりが表現者であると同時に、編集者でもあるわけです。

その点に関しては、交流派であれ、課金派であれ、まったく一緒。
ですから、利用するスタイルやnoteに期待するものの違いによらず、利用者の一人ひとりがそうした意識をもって投稿をすることで、noteの持つ魅力というものが増していくことになるはずです。

というわけで、あなたが交流派なのか、課金派なのかは、ひとまず置いておくことにしましょう。

そして、noteを利用しているというだけで
「あなたは表現者であり、同時に編集者でもある」
のですから、noteの魅力を生かすも殺すもあなた次第なのだということをきっちり自覚しようじゃありませんか。


....と、いうようなところで、この小文を締めくくることにしますが、まずは、noteという場を運営してくださる方々と、その収益性に貢献してくださっている利用者のみなさんに、感謝の意を表することにいたします。

その上で、ぼくはぼくなりのやり方で、noteという、この創造力に満ち溢れる場で、これからも楽しく遊んでいこうと、決意を新たにするのでありました。

あー、バスの中で書いてたから、少し気持ち悪くなっちゃったなぁ(笑)。
てなことで、みなさん、またー。

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[2016.03.13 このあとに有料部分を追加します。ちょっとした本音を書かせていただきまーす]

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