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継続と断続


お疲れ様です。
色んなビールを飲んできて、攻守最強はベルジャンホワイトだと確信しているとしぞーです^^

ベルジャンホワイトとは、14世紀ぐらいからベルギーで作られているエール系のビールなんですね。(日本だと水曜日のネコがこれに近い)
麦芽化していない小麦を使い、副原料としてオレンジピールとコリアンダーシードを使うので、飲み口がかなり軽いフルーティーなビールです。
で、このビール。製法の過程で指定外の副原料を使っているので、なんと『発泡酒』扱いされるんですよ。ビールではなく発泡酒なので酒税がとにかく安いのです。
モノによっては350ml缶のベルジャンホワイト系ビールを100円で買えます。
インフレ時代の女神ですよこれ。
家飲みとして軽く飲むのにはかなりコスパが良いと思うので、ご興味のある方はぜひ試してみてください!

さて。どうでも良い話はこのぐらいにして本題に入ります。


以前に書いたモチベーション関連の記事。


そこでも簡単に触れた『継続』についての話なのですが、それに対しての反応が意外と良くてですね。
今回はその『継続』の話にフォーカスしてその部分だけをもう少し詳しくまとめてみようと思っています。

継続がなかなかできない人、習慣化に苦手意識がある人、必見だと思います!

ぜひ最後までお読みください。


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継続がうまくいかない理由



継続がうまくいかない理由は様々ありますが、その中でもとびきり大きな原因は二つに絞れると思っています。


一つ目は「そもそも設定する課題のハードルが高いこと」です。

自分ごととして想像してほしいのですが、何かしら新しいことにチャレンジしようとするとき、あなたはどういう状態でしょうか?

きっと「何か新しいことを始めたいと思うぐらいは調子が良い状態」または「何か新しいことを始めようと思う程度の熱量がある状態」なのではないでしょうか。

例えばダイエットを志すとしましょう。

ダイエットを志すということは、ダイエットという行為に何らかの価値があるからです。

もしかしたらそれは「異性にモテたい」という欲求かもしれないし、または「健康でいたい」「運動神経を高めたい」「昔の服を着たい」という欲求かもしれません。

いずれにせよ、何かしらの目的があってその手段としてダイエットを選ぶのですよね。

そして「〜たい」という欲求を前提に新しいこと(つまり今までの生活周期に手を加えるということ)を志すのはわりと「良い状態」の自分です。

では実際にダイエットのメニューを組むことを想像してみましょう。
そのメニューを組むのは「日常のリズムを多少崩してまで新しい目標を設定したい」と考えている程度には調子の良い自分ですから、当然そのテンションでメニューを組もうとします。

その瞬間、毎日3キロ走って、カロリーを2000kcalに抑える生活ができそうな気がしています。そして実際、目標設定をした当日はそれができます。
だってそれをこなす自分は調子が良い状態だから。

しかし、モチベーションには波があります。

自然の摂理である


もしかしたら次の日も設定した課題をクリアできるかもしれません。
でもその次の日はどうでしょうか?

時間が経つにつれて、目標設定をした自分と比べると調子が悪い自分が出てくることがあるでしょう。

そしてその「調子が悪い自分」から見ると、毎日3キロ走って、カロリーを2000kcalに抑える生活というのは、訳がわからないぐらい高い目標設定なのです。

だから当たり前のようにその課題をこなさなくなる。


モチベーションの波は万人に共通して備わったバイオリズムです。
波がない人なんてこの世に存在しないです。(多分)

ということはモチベーションが高いときに、そのモチベーションが高い自分ができるギリギリの課題を設定すると、モチベーションが低くなった際にその課題がこなせないのは、むしろ必然だと言えないでしょうか?

というか完全に必然なのです。

だから継続ができない。


もちろん、この問題を解決することは可能です。

モチベーションが高い状態で目標設定をする際に、モチベーションが最低の自分を想定して、その自分でもこなせる程度の低い課題だけを設定する。

この対策によって、継続は可能になります。
そしてこの方法論は一定の効力を持ちますので、覚えておいても良いと思います。


しかし、そのような「モチベーションが最低の状態でもこなせる課題」は多くの場合、大した効果を生みません。

先ほどのダイエットの例で考えると、毎日3分散歩するとかそういうレベルになると思うのですが、果たしてそれがダイエットという目的にちゃんと繋がっているのか?

もちろん毎日少しでも散歩をすれば健康のために良いし、習慣を身につけた成功体験としても一定の価値があります。
でも、流石にそれだけで痩せるほど人間の体は都合よくできていない。

つまり、あまりに目標を低く設定すると(継続はできるものの)元々の目標を達成するには至らない。ということが起きてしまうのです。


どうしたらこの問題を解決できるのでしょうか?

具体案に触れる前に、もう一つの「継続がうまくいかない理由」について見てみましょう。


「継続がうまくいかない理由」の二つ目は「継続が途絶えた瞬間にそれが『失敗』だと認識されること」です。

継続が良いことなのは、みんな体感として理解しています。
ただ、その認識がマイナスに働くこともあるんですよね。

「継続は良いもの」という観念は、裏を返すと「非継続は悪いもの」ということを表しています。 

ということは、ある課題が目の前にあったときに、それに対して継続ができない自分がいたとしたら、それは「悪」だとみなされます。

つまり「継続ができなかった」=『失敗』と判断されると。


僕は、継続が阻害される一番の原因はこの構図にあると思っています。

人は一度失敗したことにもう一度チャレンジしようとはなかなか思わないようにできています。(失敗=リスクですから、生存本能からリスクを負わないように本能が働く)

これもダイエットで考えるとわかりやすいですよね。

ダイエットのために毎日ランニングをする課題を設定したけど、数日経つとランニングをしない日が出てきてしまった。それを失敗だと認識する。
「またダイエットに失敗してしまった」

この状態で「よし!明日から違う方法のダイエットに取り組むか!」となる人は少ないのではないでしょうか?

普通はしばらくの間ダイエットについては考えないようにして、またある程度の時間が経った時に「ダイエットするか」となる。

こう考えると問題は「失敗したこと」にあると考えることができます。

失敗をしてしまうから、それに対して後ろめたさや悪性を感じる。
その後ろめたさや悪性が次のチャレンジを遠ざけ、強制的なクールタイムを発生させる。だから継続ができないし、継続に対してのチャレンジもまばらになる。


僕はこのメカニズムに大きな問題があると感じています。




ポイントは継続が途絶えることを失敗だと認識しないこと



前述の通り、モチベーションには抗いようのない波があります。

自然の摂理2


与えられた課題がただこなせないという精神的なモチベーションの低さもあるだろうし、風邪をひいたのでランニングができないのような肉体的な調子の悪さもあるでしょう。

もういうものをひっくるめてその人のバイオリズムを捉えると、調子が良い時と悪い時があって当然だし、それがない人間なんて想像すらできないのです。

先ほどもちょっと触れた通り、目標設定の妙(悪い時の自分でもできる課題設定)によって継続を可能にすることもできます。
しかしそれでは、大きなリターンを期待することはできません。


では、この問題にどう対応したら良いのでしょうか?

僕は、ここで需要なのは「毎日(もしくはシームレスに)続けることだけが継続ではないという感覚」だと思っています。
 
よくよく考えてみると、継続が数日途絶えることって別になんの問題もありません。数日途絶えたところで、その後にまた継続し始めたら全体のリターンから考えると何でもないわけです。

しかし「継続=善」「非継続=悪」という文脈から、継続が途切れることを『失敗』だと認識してしまいがちなのです。

そして失敗が認識された瞬間に、そのストレスや苦痛から、人は必然的にその課題から目を逸らそうとします。


良い自分と悪い自分がいるならば、「良い自分の時だけちゃんと継続する」ことができていれば何も問題はないじゃないですか。

仮に継続できていない期間があったとしても、継続している期間が断続的にでも積み上がれば、何かしらのリターンには繋がるのですから。


これで良いのでは?


上の図のように、その考え方を前提に継続を行った場合、客観的な見た目としては『断続』しているように見えます。 

これを『継続』と呼んだらダメですかね?
個人的にはダメなはずがないと思います。

これが継続だと見做されないのは不当であり、裁判沙汰です。

 
 
このように考えると先ほどのように「目標設定の妙(悪い時の自分でもできる課題設定)によって継続を可能にする」みたいな考え方をする必要もなくなります。

良い時の自分は良い時の自分ができる課題をそのまま考えれば良い。
そして、それをこなせるときだけちゃんとこなして、できないときは休めば良い。そうして断続的に継続をすることでちゃんとリターンは返ってくる。
(もちろん、その考えに甘んじて良い時の自分がサボり始めたらあかんです。危険な兆候です。)


もちろん、高水準の課題をそれでも毎日継続するのが理想ではあります。
(モチベーションコントロールを適切に行うと、そういうこともできるようにはなります。でもこれには技術が必要だし、それこそ様々な継続や習慣化が求められる。)

それに比べると『断続』はリターンが少ないと言えるでしょう。
やらない時間があるのだからそれも当然ですね。

しかし、高水準の課題を毎日こなそうとするあまり、それに失敗してその失敗によってむしろ新しいことにチャレンジすることから遠のくぐらいなら、断続的にでも何かを続けている方が100億倍マシなのです。


この感覚に慣れるまでは多少気持ち悪くはあるものの、断続的にでも継続できていれば儲け物という感覚を持つだけで、人生の中で何かを積み上げることがだいぶ上手になるはずです。


もし、継続関連でお困りの方や苦手意識を持っている方がいましたら、まずは簡単な課題から今回の考えを前提にして取り入れて行って欲しいと思います。

また、年末もしくは来年ぐらいに開催予定のモチベーションと充実度の向上を目的にしたオンラインサロンでは、このような技術が身に付くようなプログラムを想定しています。よろしければそちらの続報もぜひお楽しみに!!


今回は以上。
また次回!!!
 
 

 

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