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「なぜ」ではなく…

答えは力を奪い、問いは力を与える。

でも、人を落とし穴に落とす問いもあるんですね。

使いがちなのが「なぜ?」。

「なんでこんなになってしまったんだろう?」
「なぜ私はうまくいかないのだろう?」
そんな質問を頭の中で問いかけることはありますか?

残念ながらこの「なぜ」は、力を与えてくれません。

なぜと問う時、意識は過去に戻り、
そして、もっともらしい「理由」を脳はでっちあげます。
(詳しく知りたい人は、ノーレットランダーシユの「ユーザーイリュージョン」や、マイケル ザガニカの著書読んで。)

そしてその理由があるからこの現実になっているのだと、理由という悪者を見つけて、それのせいだと思い込むのです。

その時、人生の創造者ではなく、人生の被害者に自分を仕立ててしまい、自らを穴に落としてしまうのです。

他の人に「なぜ?」「どうして?」を使うときも注意

他の人に「なぜ~~したの?」と聞くときも、かなり気を付けないといけません。

なぜなら、相手を責めるために「なぜ~~したの!」「どうしてあなたは~~なの!」という言葉を使われてきたがために、「なぜ?」と聞かれる=責められていると感じる人が多いのです。

例えば、他人に対して「どうして片付けないの?」と言うとき、
本当に理由を聞きたいのか、それとも、「ちゃんと片付けろよ、このボケ!」と相手を責めたいのか、どちらなのかを自分自身を振り返ってみるといいですね。

まあ、そもそも理由を聞いたところで、その理由が先に挙げたように、無意識にでっち上げられたものである可能性が高いのですが・・・(本人は本当であると思っていますけど。)

なぜではなく、何が?

なぜ?の代わりに、
何が起きている?
これは何?
これを変えるには?
他に何が可能かな?

と問いを変えましょう。

この問いで何が変わるか見てみましょう。


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