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『ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250』の書評

-皆さん、愉しんでますか~♪
「愉~more」(「愉しい」をもっと(more))のトシヤです。
今回の投稿は、書評記事です。

本の紹介

『ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250』
堀 正岳=著/KADOKAWA・中経出版

本書は、「一瞬で使える、一生使える「武器」をあなたに―」というコンセプトで書かれています。
仕事、日常生活において「効率を高め、快適にする工夫=ハック」の数々がこの1冊に網羅されています。

書評

タイトルには「発達障害」や「発達凸凹」という言葉は登場しませんが、以前に、「発達凸凹Book」として、凸凹フューチャーセンターのブログやFacebookページにて取り上げたことがあります。

実は、本書を上梓された後、本書が「集中力を持続できない自分に向いている」というように発達凸凹さんの間で話題になったことを、著者の堀氏が自身のnoteに書いていました。

 私は「知的生活の設計」の中で情報発信とは見知らぬ誰かのための贈り物という話をしていました。「見知らぬ誰か」にと言うのはGoogleの検索結果によって意図せずにやってくる人というよりも、もっと積極的に、私の側では知らないものの私の情報を探していた人と考えるようにしています。
 たとえば「ライフハック大全」を出した際、それが発達障害に悩む人のあいだで「これは集中力を持続できない自分に向いている」といったように話題になったことがありました。不明にして私はそうした聴衆がいることに気づいていなかったのですが、必要としている方が本を見つけてくれたことに私は恩恵を感じています。

堀氏の書物やブログ、noteはマニアックな記事も多いのですが(笑)、文体は優しく、文章構成も論理的で分かりやすいので、特に読書好き・ガジェット好きの方にはおすすめです。

引用とコメント

以下は書籍からの引用とコメントになります。
「⇒☆」から始まる箇所が引用に対するコメント文です。

毎日の行動を、毎日数分で実践できるような小さな近道で入れ替えてゆくだけで、やがて大きな変化を生み出すことができるのです。それが「ライフハック」 です。
ライフハックという言葉はジャーナリストのダニー・オブライエン氏が2004年に行った「ライフハック:生産性の高いアルファギークの秘密」という講演からきています。
さまざまな時間の使い方がありますが、それがいつしか惰性に陥って足踏みをしていると感じているなら、時間の使い方を極端な方向に振ってみてください。平均的な使い方から一気に変えてみるのです。時間の使い方をレーザーのように何かに集中させたときに、そこには成長や発見や驚きが待っているのです。
コイントスをしてAと決まった際に、どうも心がざわめいて落ち着かないならば、実は心の奥底ではBにしたいと思っていたのだと判断して、そちらを選ぶのです。コイントス自体は、自分自身の本心を引き出すためのブラフだったというわけです。

⇒☆選択肢が多いと選択にエネルギーを使いすぎることは凸凹さんにも多いと思われるので、そのような方には有効かもですね♪

自己啓発書のバイブルと言っていいスティーブン・コヴィー氏の『7つの習慣』には、主体的に考えるために選べる言葉がいくつか紹介されています。■ ~しなくてはならない →私は、そうすることに決めた
■ ~でないとだめだ →~のほうがいいと思う

⇒☆「主体性を取り戻す」となると壮大なテーマに感じるので、日々の言葉を言い換えることから始めてみよう♪

ネイル・フィオーレの“The Now Habit”には、仕事を先送りしそうなときに使える言い換えが紹介されています。
■ やらなければ → どこから始められるだろうか
■ この仕事は大きすぎて無理だ → 最初だけやってみよう
■ 遊ぶ時間なんてない → 遊ぶ時間を忘れないようにしないと
このように肯定的な言葉をあえて選ぶことによって、人は肯定的になれるのです。

⇒☆先送りや無理なスケジュールを組んでしまいがちな凸凹さんにとっては心強いハック♪

私たちも 私たちなりの悩みを、心のヒーローや、本などで知っているメンターに問いかけて、聞いてもらえばいい のです。

⇒☆僕にとっての心のヒーローは誰だろう?メンターは誰だろう?

電話がかかってきたときには、 たとえ予定がなくても「いま3分しかありませんので」と切り出してから話しましょう。

⇒☆そもそも電話自体に苦手意識を感じている凸凹さんが多いので、この切り出し方はパターンとして習得する価値がありそう♪

プロとは、成功にも失敗にも執着しすぎず、できるかできないかにもとらわれない、ただ、目の前の打席に立ち続けることができる人のことを指しています。
そこで「四半期」をベースにした計画表を作ります。形式は自由ですが、そこには、
■ 1年の概ねの目標
■ それを実現するための四半期の目標
■ 四半期ごとの締め日と調整の日程  
といったように四半期の目標が1年の目標を作り上げるように作っておきます。要するに 1年の目標を4回に分けてしまう

⇒☆先の見通しを立てるのが苦手な凸凹さんは必見!

時間を節約するために、文章はすべてテキストエディタを使って、Word形式やHTMLなどへの素早い変換が可能なMarkdown形式で書くというスタイルがしだいに広まっています。

プロジェクトが大きければ大きいときほど、開始「直後」に「大量の時間」を割り当てて、作業を一気に進めましょう。

⇒☆この際に凸凹さん特有の「過集中」のゾーンに入ることができれば、さらにスタートダッシュできそう♪

返事する必要のあるものは「読みました、あとで返事します」とだけ返信し、返信を考えるという項目をToDoに書き込んでメール自体はアーカイブ(中略)
重要なのはメール自体ではなく、メールの用件を信頼できる外部のシステムに移し替えることなのです。

⇒☆この「信頼できる外部のシステム」を複数持っておくことが凸凹さんには有効かも♪

サポート、本当にありがとうございます。サポートしていただいた金額は、知的サイドハッスルとして取り組んでいる、個人研究の費用に充てさせていただきますね♪