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トシヤの書評:『日本人は論理的でなくていい』

今回は、『日本人は論理的でなくていい」の書評です。

本書を読んでの一番の気づきは、スティーブ・ジョブズの成功は、一般的に日本人が苦手と言われる破壊的イノベーションによるものであるが、実は彼が日本人よりも日本的で内向的であったが故になし得たのではないかという指摘です。

禅をこよなく愛したスティーブ・ジョブズだからこそ、徹底的に美しさにこだわる日本的な破壊的イノベーションをもたらすことができたのでしょう。

p.25 人の考えを盗むことで、一層、自分が発展し、素晴らしい、新しい考えに到達できると考えている。

⇒☆今悩んでいる個人研究のテーマについても、「盗む」ことからやるものありかなと感じた。

p.75 答えの出ない事態に耐える精神力

⇒☆どうしてもすぐに答えが出ないと耐えられないようなので、個人研究を通じてこの精神力も養えたらいいな。

p.151 本当に新しいことや新規のコンセプトを得るためなら、これ(読んだ論文などはすべて捨てる;註)くらいの意地と覚悟が欲しい。

⇒☆自分が憧れる、大量の書籍に囲まれた知的な生活とは真逆。けれども、新しいことを想像するには、それくらいの意地と覚悟が必要なのかもしれないなあ。

p.176 日本人より日本的で内向的であったと言われるスティーブ・ジョブズのアップル社の成功は、実は日本的な破壊的イノベーションがアメリカで開花したと言われる。

⇒☆禅を愛したスティーブ・ジョブズだからこそ、日本的な破壊的イノベーションをなし得たのかと納得した。

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