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詩 377

  イドラ

破壊のイドラ 共犯者
ひとり おとずれ 夏時間
蜂の巣 白昼 矢をはなつ
月の下では 孵化できず

神聖驟雨 いけにえは
奇跡 夢見る 夜のなか
かけがえのない感受性
心を あたえ 浮上して

めぐみの日々に にらみつけ
沈黙 深く たたずんで
語りかければ 無視という慈悲

助命のイドラ 煽動者
ほたるの光にあこがれて
理想は 浮遊 浮遊は 虚像

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