詩 323
遠い国
姿 あらわす 夜の道
臙脂の木の下 八つ裂きで
余白の奇跡 みちびかれ
象牙 シナモン 殻のなか
斜面はとぎれ 見おろした
プリズム むしばむ 蜃気楼
葉脈 たどって 風 ふるえ
歓喜の景色 うばいとる
影踏みしながら追いかけて
砂糖とバターに溶けこんで
はだしのままで目がさめるとき
テントは 気球は 燃えあがり
しきつめるなら 瑠璃ガラス
傷が光って カクレクマノミ
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遠い国
姿 あらわす 夜の道
臙脂の木の下 八つ裂きで
余白の奇跡 みちびかれ
象牙 シナモン 殻のなか
斜面はとぎれ 見おろした
プリズム むしばむ 蜃気楼
葉脈 たどって 風 ふるえ
歓喜の景色 うばいとる
影踏みしながら追いかけて
砂糖とバターに溶けこんで
はだしのままで目がさめるとき
テントは 気球は 燃えあがり
しきつめるなら 瑠璃ガラス
傷が光って カクレクマノミ
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