詩 328
再会
青い字で書く 標識に
まぼろしの道 わかれ道
ひとりの体で 行けなくて
つないでいた手を まず はなし
髪をとかして 靴をぬぎ
爪は みじかく 首かざり
クローゼットの すきま 抜け
また 十字路で 立ちどまる
ふりかえったら 旗の群
槍 盾 光る 白い象
やがて あなたは 寝台の上
重い かんむり おろしても
風に のるほど 軽い芽は
ひろい 袖から のぞいて 摘まれて
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再会
青い字で書く 標識に
まぼろしの道 わかれ道
ひとりの体で 行けなくて
つないでいた手を まず はなし
髪をとかして 靴をぬぎ
爪は みじかく 首かざり
クローゼットの すきま 抜け
また 十字路で 立ちどまる
ふりかえったら 旗の群
槍 盾 光る 白い象
やがて あなたは 寝台の上
重い かんむり おろしても
風に のるほど 軽い芽は
ひろい 袖から のぞいて 摘まれて
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