詩 279
流星魚
コオロギ 鳴いた 壁のなか
花粉を糧に 夢 うつつ
声をからした餌食なら
巣食う 循環する 回路
拒絶しながら ばら色の
頬 ふくらませ 床下の
地球儀 ぬすんで マーメイド
少し はなれて 破裂した
かおりは ジャスミン 色も青
窒息寸前 格納庫
蛇口から 逃げ あざける とかげ
もがき 苦しみ ゆるすこと
まだ 可能性 指 さされ
しげみに ころがる さくらんぼ 一個
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流星魚
コオロギ 鳴いた 壁のなか
花粉を糧に 夢 うつつ
声をからした餌食なら
巣食う 循環する 回路
拒絶しながら ばら色の
頬 ふくらませ 床下の
地球儀 ぬすんで マーメイド
少し はなれて 破裂した
かおりは ジャスミン 色も青
窒息寸前 格納庫
蛇口から 逃げ あざける とかげ
もがき 苦しみ ゆるすこと
まだ 可能性 指 さされ
しげみに ころがる さくらんぼ 一個
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