詩 281
聖金曜日
やぎ座のもとに ひざまずき
ここに不安はないけれど
さみしい天体 空の島
水色の影 ただよわせ
赤いケープは あでやかに
無題の一年 閉じこめて
みだれた黒髪 額 肩
芝生の こがね よぎる 象
魔法の太陽 からっぽの
胸に置かれた かたつむり
鏡に夢中な あなたに さよなら
月のつめたい血をひいた
銀貨 一枚 嚙みくだき
遠い汽笛に 心 うばわれ
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聖金曜日
やぎ座のもとに ひざまずき
ここに不安はないけれど
さみしい天体 空の島
水色の影 ただよわせ
赤いケープは あでやかに
無題の一年 閉じこめて
みだれた黒髪 額 肩
芝生の こがね よぎる 象
魔法の太陽 からっぽの
胸に置かれた かたつむり
鏡に夢中な あなたに さよなら
月のつめたい血をひいた
銀貨 一枚 嚙みくだき
遠い汽笛に 心 うばわれ
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