詩 276
ふるえとゆらぎ
花は ほのかに 白く 散り
夜明けのなかで あざやかに
影をかならず落とすから
明日の世界は今日の夢
ペンキぬりたて カメレオン
にくしみ 忘れて すばらしく
見えた 飛行機 生命線
ファスナー あければ 部屋の奥
膝をかかえた 嘘つきの
月の素顔に会えるでしょう
したたる 光 鬼薊 初夏
雨 そそぐ日は うつくしく
気高い心も瑪瑙色
たったひと息 草笛 こわれた
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ふるえとゆらぎ
花は ほのかに 白く 散り
夜明けのなかで あざやかに
影をかならず落とすから
明日の世界は今日の夢
ペンキぬりたて カメレオン
にくしみ 忘れて すばらしく
見えた 飛行機 生命線
ファスナー あければ 部屋の奥
膝をかかえた 嘘つきの
月の素顔に会えるでしょう
したたる 光 鬼薊 初夏
雨 そそぐ日は うつくしく
気高い心も瑪瑙色
たったひと息 草笛 こわれた
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