広場の感覚のコピー

詩 309

  広場の感覚

なにかが重くのしかかり
目覚めた朝は 真鍮線
暖炉 みがきあげ 待っている
毛糸 とどくのを 待っている

くさりを鳴らし つまさきに
傷はたえない かわいそう
櫛目 あざやか のぞきこむ
窓から 月が のぞきこむ

かなしく あわれな ガラス玉
香水 しみこむ 木綿の輪
広場の感覚 また みがきあげ

ざわめき 聞こえた 毒の星
黒いフードで 口 かくし
ほほえむときに また 口 かくし

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