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詩 349

  はじめての朝食

花瓶 ささげる 夢うつつ
こがねの粒子 呼吸して
帽子 ふりそそぐ パレットに
荷馬車 はかない 寝かしつけ

そこから わたしは どう見えて
なにを 痛がる 深くなる
真夜中 溶かして からみつく
あずけた あこがれ とりもどす

柱時計に 鍵 かくし
とざした まぶた なにもかも
とざしたままで 深くなるまで

ケーキは 焦げた もう 消えた
身をつつむなら あかね色
高鳴る胸を おさえて ふさいで

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