どこまでどうしてのコピー

詩 295

  どこまでどうして


ひび割れ長靴 横たわる
植木 ずたずた むすびめは
最後の痕跡 影法師
わたしのすべてをなぐさめた

かけがえのない輪郭は
夕凪 背負い 白い道
つづく どこまで 不公平
ただの笑顔におびえても

けっして 長くは かからない
ふるえる 虚像 吠える 風
振り返るたび 雨 雨 ふれ ふれ

いつも元気 と 記録され
どうして眠れる 紙吹雪
疎外の感覚 脈 うつ 虹彩

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