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詩 350

 わたしだけの部屋

海は さざなみ くだり坂
祈れ 銀花に 帰り道
踊れ 描線 白日下
麦わら帽子は 越えていく

片足 残せば 分析し
円と三角 つみかさね
空はアルビノ 無表情
レモンのかたちの鈴は 落ち

月面 なぞれば ネオン 呼ぶ
振動するたび 樫は 燃え
石の塔へと はしごは つづく

季節はずれの レプリカに
真夜中 加速 呼吸する
歓喜の歌声 屋上に 降る

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