二次性徴のコピー

詩 307

  二次性徴

泥の道 ゆく 足跡は
満月の夜 軽くなる
誰も知らない 虹となる
ホムンクルスの笑う声

不滅の旋律 こわいから
黄金幽霊 生贄に
屋根も きらきら 太平洋
どこで泣いても監視下で

空色ドレス 森のなか
なにを抱いても 怒られて
乙女は泣いた でも うれしそう

船の上までご招待
あとは自分で顔を捨て
ギプス コルセット 身長 のびずに

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