寿柳貴彦の子ども日本舞踊教室「ハッハイヨーホッホトッタン」(寿柳流チャンネル2021年9月公開)
こんにちは、寿柳流宗家家元の寿柳貴彦です。
今回は、こども日本舞踊教室をお届けいたします。
「ハッハイヨー」を踊っていきます。
日本舞踊では、男の人の役を踊るときもあれば、女の人の役を踊るときもあります。
今回の「ハッハイヨー」は、男の人の役を踊るときの足の動きをまとめたものです。
(映像では子どもたちに解説しています)
男の人と女の人の役を日本舞踊で踊り分ける時には、男の人の時にはひじを張って足のつま先を開きます。
はい、じゃあ、やってみましょう。
(映像では子どもたちが実演しています)
「ひじを張って足のつま先を開く」
今度、女の人の役をやる時には、ひじを張らずに足のつま先をくっつけます。
(映像では男の人の役から女の人の役に変化する動きを
子どもたちが実演しています)
今度は、腰を落として、ひざを曲げるときの注意点です。
まず、男の人の役になって、つま先を開いて肘を張ってもらったら、ひざを曲げるときに、つま先とひざが同じ向きになるように気をつけてみてください。
じゃあ、やってみましょう。
(映像では子どもたちが実演しています)
「つま先とひざが同じ向きになるように気をつけます」
そうしたら、今度、もう一個気をつけてほしいのが、足を使って曲げるんですけども、足だけじゃなくてからだ全部おなかの中の力をちゃんと足に伝えるつもりでひざを曲げることと、息をしっかりしながら折ってみましょう。
(映像では子どもたちが実演しています)
「息をしながらおなかの力も一緒に足を曲げていきます」
踊るときに一緒に、
「ハッハイヨー ホッホトッタン」という声を出しながら踊ってみてください。
息がきちんと出来ますし、楽しい気分になると思います。
どうぞ皆さんも一緒に声を出して踊ってみましょう。
では、よろしくお願いいたします。
子どもたちによる「ハッハイヨーホッホトッタン」の踊り
花柳千代先生著『実技日本舞踊の基礎』(千代先生から承継)より