洋楽『Run Away with Me』(Carly Rae Jepsen) 一緒に逃げた先にあるもの

この人と2人でどこまでも行きたいと、そう思える相手がいたなら、それはとても素敵なことだと思う。たとえそれが叶わなかったとしても、その気持ちは嘘にはならないはずだ。

Carly Rae Jepsenの楽曲『Run Away with Me』を聴いたのは何がきっかけだったか。タイトルも良いし、何よりも音楽そのものが良かった。なんとなく港を思わせるイントロに、悲しげなメロディ。悲痛に訴えかけるような彼女の声。なんだかクセになって、毎日リピートしていた頃があった。そのとき、僕は叶わなかった思いに悩み苦しんでいた。

気になって調べてみると、歌詞は別に悲しげな感じではなかった。むしろ相手を励ますような、そんな感じ(多分)。でも少し寂しさも混じっている気がする。

PVもなんだか楽しげで素敵だ。世界のいろんなところでホームビデオを回している。ツアーの最中かな。渋谷とかも出てきて、カーリー本人が走ったり飛んだりしている。観てるとワクワクしつつ、少し感傷的な気持ちになる。

もしもあの時、なんて考えるのはよした方が良いはずだ。そんなことをしてもどこにも辿り着かない。だけど考えずにはいられない。

どうするのが正しかったのかなんて、一生分からないだろう。結局のところ、僕はああいう風にしかできなかった。あれはあれで、あの時のベストを尽くしていたのだ。だから分かってくれなんて、誰にもいえないけど。

この曲を聴くと、そんなことを考える。そして同時に浮かんでくる感傷は、もう手放してしまった方がいいと思いつつも、そうしたくない気持ちもある。

それが弱さだとするなら、それも抱えて生きることを、誰かに「大丈夫だ」と言って認めて欲しい。

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