ワクワクしてます!
料理のレパートリーを増やそうと、クッキングスクールに通おうか迷ってる小説家の川井利彦です。
今日は先日読んだ佐藤航陽さんの著書「世界2.0」を読んで、単純に思ったことを書いて行きます。
本の詳細は省きますが、簡単に言うと、「メタバース」についてです。
メタバースとは「仮想現実」であり、最近何かと話題になっているバズワードです。私もまだまだ勉強中なので、詳しく説明することができませんが、Facebookが社名を「Meta(メタ)」に変更したことは、強烈には衝撃を受けました。
仮想現実と聞くと、「ゲーム」という印象がありますが、実はそれだけではありません。
例えば私で言えば、自分の小説だけを販売する『小説家川井利彦の本屋さん』を仮想現実内で作ることができます。
仮想現実なので営業時間は24時間、日本だけでなく世界中の人が、訪れることができます。
「世界2.0」を読むまでは、このように「本屋作ろうかな」と考えていたくらいですが、実はそんなちっぽけな話ではなかったことを知りました。
端的に言うと「世界を作れる!!」です。
小説家や作家の方の主な収入源と言えば、出版印税が真っ先に思い浮かぶかと思います。
『夢の印税生活』なんて言葉を一度は、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
現在の日本の出版印税は、書籍販売額の『5~10%』が相場と言われています。
例えば、1300円の本が一冊売れた場合、著者にはそのうちの5~10%、つまり『65円~130円』くらいが手元に入るということです。
これだけ聞くと少ないと感じるかもしれませんが、出版印税も仕組みが複雑で長い歴史があります。(いずれはこの辺りのこともお話します)
はっきり言えることは、これではとてもじゃないが小説家も作家も食っていけないよ!ということ。
こんなことをいうとあれかもしれませんが、現行の出版印税の制度は、今の時代と合っていません。できることなら、即刻変更されるべきだとも思っています。
しかしこれがそう簡単にはできない。いや、ほぼ不可能だと思います。
私が生まれる何十年も前から存在し、年間1兆円を超える規模にまで成長した出版業界の仕組みを変えることは、かなり難しいです。
出版の組織も巨大ですし、関わってる人も何万人にも及びます。そして読者である私達も、その恩恵を受けています。
物の価格が年々上がる中、単行本は1500円~1800円、文庫も700円~900円と、ほとんど値上げされないのも、出版業界というしっかりとした組織が出来上がっているからです。
本好きの私ももちろん、その恩恵を受けていますので、決して出版業界を否定はしません。
しかし、小説家として活動している身分としては、もう少し出版印税が上がらないかなと節に願うばかりです。
そして登場してくるのが、『メタバース』、仮想現実です!
詳細は省きますが、仮想現実の中では、世界そのものを作ることができます。
つまり、『私だけの出版業界』を仮想現実の中で作ることができます!
例えば出版印税の話なら、『川井利彦の出版業界』では『50%』、また違う方の『出版業界』ではなんと『80%』!
こうように、世界そのもの、『出版業界』そのものを作ることができるのです!
もちろん本屋さんを作ることと違い、世界を一つ作るので、豊富な知識や人材、きちんとした仕組み、ルールを作らなければなりません。
かなりハードルは高いと思いますが、これができたらめちゃくちゃ面白い!!
著者も『夢の印税生活』を謳歌することができるかもしれませんし、読者の方にもこれまでより安い価格で、良質な作品を届けることができます!
しかもお客様は世界中の人々です。
このように可能性の満ち溢れた未来が、すぐそこまで来ています。
私はけっこうミーハーなので、新しいものとか最先端のモノが大好きで、どうにか小説と組み合わせられないかなと、常に考えています。
未来はますます明るいなとワクワクしている小説家の川井利彦でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた別の記事でお会いしましょう。
小説家の川井利彦でした。
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