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日々発生しまくるロシア語の誤訳

ロシア語の上級者でも、日本語の単語をそのまま文字面でロシア語の単語に訳してしまうことが多々あります。


それは単に単語の知識不足から起こる場合は仕方ないですが、問題なのは何のためらいもなく、文字面どうしを訳すことが常態化している場合です。


例えば、(会う)約束をобещаниеと訳したり、「お前が悪い」というのを、Ты плохой.と疑念もなく訳すことです。


合う約束とは、У меня (будет) встреча.と言った方がロシア語においてはより自然だし、「悪い」というのも、ここでいう日本語の悪いとは、「過失がある」という意味なので、素行が悪い(плохой)や、грешный(宗教的に罪深い)よりも、виноватыйの方が、どちらかというと適合しているということになります。


例) Это была не его вина.
それは彼が悪いのではなかった。(過失は彼にあったわけではなかった)。


特に、上記の「約束」の話は、英日翻訳でも基本的なミスとして有名な話です。


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