ロシア語における女性差別意識
一般的にロシア語の中の女性蔑視として認識されるのに、женская логика(女性の理論)という言葉があります。
これは、ある人の思考が理論的ではなく、感情によるものだということを皮肉った言葉で、蔑視と言う人もいます。
ただし、женская интуиция (女の直感)という言葉もあり、こちらは、褒め言葉で使われる傾向があります。
Женщина за рулем - обезьяна с гранатой (女性にハンドルを握らせるのは、猿に手榴弾を持たせることに同じ)という言葉は、完璧な蔑視用語として認識される傾向が強いです。
бабье лето (日本の小春日和、秋うららに相当)も、女性蔑視の語句と認識する人もいて、女性が男性と結婚するのはвыйти за+対(+замуж)というロシア語は性差別的な用語だという人もいます。
私の昔のロシア人の先生もこれを言っていて、「男性の背後に隠れる」という原義は差別意識だと言っていました。
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今日のロシア語の知識::::::::::::::
何でも新しい物に飛びつくミーハーな人のことを熊本弁で「わさもん」というが、ロシア語では動詞でхвататься за всё новое で、何でも新しい物に飛びつくという表現になる。
хвататься за+対格で、物を掴むという意味だが、「藁をも掴む」も同じ表現で、例えば、Мы хватаемся за любую соломинку.
で、「私たちは兎に角どんな手掛かりでも必要としている」
のような意味合いになる。
хвататься за всё сразу は、「同時にあらゆる事に手を伸ばす」という意味で、「二兎を追うものは一兎も得ず」とは、Хватаешься за всё сразу и всё равно ничего не успеешь. とか、ничего не получится. とか
そんなことを言っていればよい。
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