ロシア語能力検定試験2、3級の『和文露訳』の勉強法は新しい単語や表現を覚えることではない

こんにちは!

ロシア語の2、3級試験の『和文露訳』は、「いかに上手にロシア語に訳す」ことよりも、まずは初歩的な文法的ミスを減らしていくことの方が点数が伸びやすい傾向があります。

特に2級試験の場合、新しい単語を習得していくことはもちろん大切なことですが、その新しい単語を実際の試験の『和文露訳』問題の出題テキストの文脈の中で正しく使いこなし点数にしていくにはある程度のトレーニング量が必要です。

但し、試験対策勉強のための時間が限られている人の場合、

●単語のスペルミス
●動詞の体や時制のミス
●訳し忘れ 

などといった初歩的な単純ミスをひとつずつ取り除いていく意識づけの方が優先事項だと思います。

ノートを添削していると、こういったミスは日頃から多くの人でかなり頻発しているし、恐らく採点官からしても目立ちやすく単純なミスほど自信をもって気軽に減点しやすいからです。

例えば、「木」を деревня と書いてしまったり、「明日書きます」という誰がどう見ても未来時制の文を、 я написала と過去形にしてみたり、「明日」が訳されていなかったりという事故がかなり多いです。

こういった単純ミスはそれをおかした本人もそのミスの理由はすぐわかり反省できるので、上記のように新出の文法事項や単語を覚え、それを使いこなすことよりも遥かに早く、習慣づけやすいことは火を見るよりも明らかです。

つまりは、新しいものを身に着ける「攻め」による点数のアップよりも、ミスを減らす「防御」を固めることによる減点ポイントを減らすことの方が優先的だということです。

あとは、単純ミスをなくす習慣づけができた頃に「攻め」の勉強に入っていくことが肝要だと感じます。

まずは単純なミスを除去する意識づけを徹底することをお勧めします。

以上です。

本日もどうもありがとうございました!


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