「命令形の作り方がいまいちわかりません。覚えようとしても、いつも忘れてしまいます。」(ロシア語の生徒さんからの質問集!!NO.42)
こんにちは!
私は現在、21名の方にロシア語をオンラインと対面方式でほぼ毎日教えております。その中で、受講生さん達から日々質問を受けます。その中の一部をこれより定期的に配信していきます!あなたのロシア語学習の一助、最低でも励みになれれば幸いです。
🚩回答:
英語とは異なりロシア語の動詞の命令形は作り方のタイプが沢山あるので、確かに大変です。
「第一変化の動詞の場合は~」、「ся動詞の場合は~」など、参考書にはタイプ別に命令形の作り方が公式のように丁寧に記載されています。
勿論、この『公式』を覚えることが良いことには異論はありませんが、現実に常に覚えておくことはかなりの根気と労力を消耗してしまうでしょう。
なぜなら、このタイプの種類がかなり多いからです。それに「特殊な例外」も幾つもあります。
私としては、命令形を始めとするこのような複雑な文法事項は『公式』ではなく、実際の具体例をどんどん音読して覚えていくということをお勧めしています。
例えば
①「第一変化の動詞」のパターンであれば、работатьはработай
②「第二変化の動詞」であれば、говоритьはговори
➂作りが-сказать系の動詞であれば、сказатьは скажи, рассказатьであれば、расскажи
または、上記のようにタイプ別で考えることさえも億劫な人は、個々の動詞を復習、または新しく覚える際についでにその命令形の形もセットで覚えていくという方法でも全く問題ないです。
むしろ、こと命令形に関して言えば、私はこちらの方をお勧めしています。上記のようにタイプの種類自体が多く特殊な場合も多いので、あれこれ理論的な公式で覚えるのは非効率だからです。
また、個々の動詞別でその都度命令形を発音して覚えていった方が、不思議と新たに出てきた動詞の命令形でも自然と勘が働いて初見でも言い当てられるようになるからです。当のロシアンネイティブはこのように生活で使いこなしています。
語学はあらゆる学問の中でも、実生活でそのまま活かされる分野です。物理や数学のように公式を覚えて理論的な世界に入ることも可能ですが、より実践的な世界で音読を通して感覚で覚えていく職人のような作業も時にはまた重要だと感じます。
помочьの場合は、помоги,сидетьの場合はсидиなど、まずは重要基本動詞の命令形を個々に覚えていけば、月日が経つにつれ自ずと命令形の法則性が段々と見えてきます。
以上です。
本日もどうもありがとうございました!
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