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ロシア語の面白い奇妙な単語:動物の名前のついた動詞

ロシアの小説などにたまに登場するёжиться(縮こまる)は、動物のёж(ハリネズミ)が語源であるという説があります。マイナーですが、動物が動詞の一部になっている単語も少なからず存在します🦔


例)
лисить:媚びへつらう(キツネから)
гадить:クソまみれになる(蛇から)
обезьянничать:猿まねをする(猿)
голубить(まれ・古):寵愛する(鳩)
петушиться:かっとなる(鶏)
хомячить:もりもり食べる(ハムスター)
собачить:暴言を吐く(犬)
ехидничать:毒を吐く(モグラ)
павлиниться(まれ):虚勢を張る
попугайничать:オウム返しをする(オウム)
козлить:ウィリー走行する(俗)

    ポンコツになる(ヤギ)
червиветь:虫に食われる

     虫食い状態になる(ウジ虫)


冒頭のёжитьсяは、人が萎縮した心理状況を意味します。


Она как-то съёжилась, как-будто испугалась чего.
彼女はどこか萎縮した様子で、まるで何かに怯えたようだった。

↓以下、その他の質問です。


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頂いた質問:親戚の子供に、「大きくなったねえ」というのは、どういいますか?


🍎回答:Ты подрос! といいます。女の子だったら、Ты подросла. です。


接頭辞под-が、「成長する」のрастиに結合した動詞(подрасти)の完了体過去形を使います。この接頭辞под-には、「少しだけ」や「補助的な」という意味があります。


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