これを壊した(1)
昼間、うっかりと万年筆を床に落とした時、実は安堵した。キャップがきちんと閉まっていたからだ。以前、キャップを外した状態で机から床に落ちていった万年筆はペン先が完全に歪んでしまい、諭吉数人がかりで対応したという苦い経験がある。だから「ああ、よかった」と思った。
でも全くの思い違いだったらしい。まさか本体そのものが割れてしまうなんて思ってもみなかった。持ち上げた時にロケットの切り離しのように何かが胴体から離れていったのを目の端に捉えた。いつ買ったんだったっけ?たぶん10年以上前だ。長く愛用していたのだが、こういうのは直るものなのか。まずはお店に持ち込んでみようと思う。
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