シェア
塙 興子
2019年4月18日 17:13
私の家は、1961年に建てられた、篠原一男という建築家の芸術作品「から傘の家」です。篠原一男はもともと数学者だそうで、「緊張」と「内向性」をテーマに、寸分の狂いも許さぬ数字を用いてうちを設計したと言います。赤の他人の芸術作品に住む。これがなかなか大変で、ある意味、災難と言ってもいいかも知れません。うちの場合、家族がこのデザインを望んだわけではなくて、昭和30年代という時代背景からしても、新進